ひたすら日本応援歌

安倍総理・安倍内閣応援のブログでしたが、諸般の事情により、今後は、菅義偉内閣を応援します ガースー (^^)/

終戦宣言でもなく、平和宣言でもなく、不可侵宣言…中途半端な…苦肉の策か 米朝首脳会談に関しての宮家邦彦さんの見解

2019-02-15 23:26:29 | 日記
終戦宣言でもなく、平和宣言でもなく、不可侵宣言…中途半端な…苦肉の策か
米朝首脳会談に関しての宮家邦彦さんの見解

https://youtu.be/nWLMGI8yN5I

飯田氏:不可侵宣言 不可侵というのは、侵すことの出来ない事、侵略を許さない事を言うワケですが、今月27日・28日とベトナムの首都ハノイで開催される予定の米朝首脳会談に向けた実務者協議で、アメリカ側が朝鮮戦争の終戦宣言ではなく、戦争の主な当事国である中国と韓国が加わらない米朝2カ国だけの不可侵宣言や平和宣言を北朝鮮に打診した事が分かりました。複数の日米関係者が明らかにしたという事ですが、この不可侵宣言というのは、外交上どういった意味を持つんですか?



アメリカのビーガン北朝鮮特別担当

宮家氏:不可思議宣言ですよね。っていうかよく分からない。本来、朝鮮戦争50年に始まって、53年に休戦協定が結ばれていますから、これをもし、解決しようとするとね、先ず、戦争終結というのがあって、その後は平和条約という形になるワケですよね。

その場合には誰かが署名するか、色々考え方があるだろうけれど、休戦宣言について言えば、それは国連軍と、それから…中国の義勇軍と…人民解放軍じゃないんですよ、それと北朝鮮の人民軍なんですよね。

という事は、今のヤツを確定させようと思ったならば、関係者が出てこなきゃいけない。だけど取り敢えず出来ないワケですよね。だからアメリカから、こんな事を言ってきたというのは、非常に変化球なんだけれども、恐らくアメリカとしては、何らかの進展を見せたい、みたい、その為には…なかなかアメリカとしては、平和条約とか終結宣言は出せないから、で、そんな事になったら、在韓米軍の問題になっちゃうからね。

そこに繋がる事は嫌ですから、法的には、最終的な形にならないけれども、中途半端な形と政治的な意味で、まぁ、不可侵にしましょうよと…不可侵宣言ならやってあげられるから、北朝鮮側はズッと平和条約って言ってるんですね、。不可侵宣言をやってあげるから、非核化を少しは進めなさいよと、こういう恐らく話し合いをしていんじゃないかと推測出来るんですよね。

それがイイのかと聞かれたら、私は何だかよく分からない。不可思議なんだけれども、恐らく北朝鮮はそれに乗ってくる可能性はゼロではないと思う。但し、恐らくその程度のモノだったら、何れにせよ、非核化は本気でヤル気は無いと、そういう微妙なワケの分からん交渉が行われているワケですよね。

止めなさい、私に言わせたら。ねぇ、それやるのはイイけれども、じゃあ、不可侵宣言って何なの?要するに、もうやらないって事でしょうと。という事は、終戦宣言の次に出てくるワケですよね。

ところが、それについて言うと、もう、在韓米軍、在韓国連軍、朝鮮国連軍が、正に存在意義を問われてしまうワケだし、下手したら今の韓国の状況であれば、私ねぇ、急激に米軍が撤退するとか、もしか再編するという形になる訳です。

そら、長い目で見たら、一つの解決策かもしれないワケですが、今の様に北朝鮮が、全く非核化について本気でヤル気が無い時に、どうしてそんな譲歩をしないといけないんですかと、そうでないと彼らに対して、テコが無くなっちゃう訳ですからね。

そういう事をどうして前のめりにやっちゃうんですかと私は思いますから、そういう意味では、非常に心配な動きですよね。まぁ、こういう風な動きがあるだろうとは充分予測出来たし、恐らく、アメリカの中でも心ある人たちは、私と同じ様に、『こりゃチョッと危ないんじゃないの?』っていう事はあると思うけど、残念ながら、トランプさんは、そうは思っていないんだろうと思いますねぇ。

そういう事を打診するという事自体が、上から、トランプさんから、何とか妥協を考えろという事で捻り出した苦肉の策じゃないかなぁと。


飯田氏:あのぉ、番組でも取り上げましたが、アメリカの正に心ある人達、情報に接している国家情報長官の交通だとか或いはアメリカのインド太平洋軍ののトップが、北朝鮮は未だ核の開発を続けているし、核放棄なんだ絶対しないぞと…公聴会なんかでオープンにしてますよねぇ。



宮家氏:自分の国の諜報機関が言っている事を信じない大統領も如何なモノかと、つくづく思いますけど、全然彼は信用していないんですよね。彼は自分だけが正しいと思っているから、それはそれで結構だけども、チャンと統治しなさいよと。貴方のやってる政府の一部が言ってる事にチャンと耳を傾けなかったら、一体誰が統治出来るんですか?こんな事、今までの大統領制で起きた事、記憶に無いですよね。酷い話ですよ。


飯田氏:日本としては、頭の痛いところですね。


宮家氏:頭の痛いところですよ。日本にとて、コレ、終結宣言が出たりしたら、即、防衛線は対馬海峡になるかもしれないという覚悟を持っていた方が良いと思います。


飯田氏:メールです「要はそれって、アメリカって北朝鮮に関心ネェんだろう、ミサイルさえ飛んで来なかったら。」いや、そこが日本にとっては困るところですねぇ。


宮家氏:イイ線突いてますよ。ただ、それが今のアメリカの全体だとは思わないで欲しい。一人だけかもしれない。


飯田氏:その人はトップに立っているかもしれない。仲が良いと言われる安倍さんが、どこ迄引っぱってこれるか?


宮家氏:世界中で皆、苦労しているから。安倍さんなんて、まだ上手くやってる方ですよ。




米中貿易交渉って合意文書の叩き台すら無いみたいって?宮家氏の見解 飯田浩司のCozy Up 02152019

2019-02-15 23:03:51 | 日記
米中貿易交渉って合意文書の叩き台すら無いみたいって?宮家氏の見解
飯田浩司のCozy Up 02152019

https://youtu.be/nWLMGI8yN5I

飯田氏:米中閣僚級による貿易協議がスタート。アメリカと中国の両政府は14日、貿易戦争の収束に向けた閣僚級による通商協議を北京で始めました。3月1日の交渉期限の延長や、トランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談開催の調整が水面下で進んでいる模様で、協議は今日15日迄で2日間行われます。これ、それこそ、さっきのニュースの延長の様な。


宮家氏:そうですねぇ。まぁね、結局、中国とアメリカの対立というのは、単なる黒字を増やせ、減らせっちゅう話ではなくてね、もう貿易の問題を超えた大国間同士の、いつも言うことですが、覇権争いですからね、今回はその覇権争いの一側面が貿易に出てきているという事だと私は思います。

とすると、今の状況では、閣僚レベルでやってるっていうけど、恐らくどの程度文書が詰まっているのか、これチョッと古いんですけど、先週聞いた話ではね、アメリカ言ってたんですけども、そもそも、合意文書の叩き台すら無いみたいよって言ってました。


飯田氏:叩き台すら無い?!


宮家氏:うん。普通は合意をする時は文書しますよね。だけど、お互いに言い分がありますから、カッコつきで、両論併記の部分があるんですよ。だけど、それ以外の文体は全部詰まっていて、例えば10個とか20個、ブラケットって言うんですけど、要するにカッコになっている訳ですよね。それのA案とB案とが有って、どっちを採るかで、大体案が出てくるモノなんですよ。


飯田氏:そこ迄は事務方がつめて


宮家氏:事務方が詰めている筈なんですよ。


飯田氏:次官級がやってますもんね。



宮家氏:だけど、それが無いって事はね、未だ、それすら作れない可能性が有るという事ですよ。で、その理由として考えられるのは何かっていうと、中国さんは、「いやぁ、習近平さんが、トランプさんと直接話せばイイんでしょ」とね、「別にアンタとやる必要無い。」「ムニューシンさんか知らないけどね、ライトハイザーさん?知らないよ、あなたは」と。

「ねぇ、ウチの親分が決めるんだから、オタクの親分と。あんた関係ないのよ」と、こう言われている可能性が有るワケですよね。だけど、それって、北朝鮮と全く同じやり方で、ほら金正恩氏だって、「俺、トランプと直接やるからさぁ。アンタ事務方と話しても仕方ないんだから。」こういう風に舐められているワケですよ。

アメリカが。何故舐められているかと言うと、大統領以外、なんか言う事きかないから。ね、大統領は自分でマイペースでやってて、自分が世界一の交渉をやろうと思っているワケだから。ディールメーカーだと思っている、取引が出来る男だと思っているから。冗談じゃねぇよと私は思うんだけども、そうなってしまった以上は、下からの積み上げが効かなくなるっていう事ですよ。それはマトモな交渉になっていない可能性があるという事。

ただまぁ、そんな事言ったってね、じゃぁ、この侭ほっときゃイイのかっていうと、そりゃもう米中形勢がおかしくなるに決まってるんですよ。この事ガチンコでやってれば。ある程度の短期的な限定的な一時的な妥協みたいなものが収まるかもしれません。今回はね。だけどそれは、次のラウンドに続くという事であって、まだまだ全面的な解決は難しいんじゃないかなと私は思いますよ。


飯田氏:あのぉ~、さっき話に出た外国人は皆スパイと見るとか、或いは世界中に散らばったスパイが情報をとってくるみたいな、そういう事も、アメリカは止めさせたいワケですよね。


宮家氏:そうですよねぇ。アメリカはそんな事しませんから。アメリカはもっとプロがやりますからね。


飯田氏:プロがやる!



宮家氏:中国の場合は素人さんを中央の政府が何とか働きかけをして、例えば「お宅のお母さん、大変なんだってねぇ。なんか手術しないといけないんでしょう。出してあげるよ。だから、この情報取っておいで」みたいな事を平気でやる国ですから。それに対抗するのは非常に難しいと思いますね。


飯田氏:それは今迄だったら、ルール違反だったワケですよね。


宮家氏:まぁ、だけどそう、皆ビックリしてたワケ、それが分かった時には。もう、10年以上前に、そういう文書が出ていますけれども、でも中国のやり方はある意味で合理的ですよね。


飯田氏:まぁ、使えるものなら何でも使え


宮家氏:使えるものなら何でも使うし、ただ、それをやった時に、使われる方は可哀想だなぁ。


飯田氏:まぁ、確かに国民の人権という話になってくるワケですからね。


宮家氏:そこは彼ら、生き延びる為に、頑張ってやらざるを得ない、そういうシステムなんだと私は思うんで、可哀想と言えば可哀想。


飯田氏:そして問題はズーッと続いていく


宮家氏:そういう事ですね。



外国人は基本的に皆スパイだと思っている中国…元外交官の宮家さんの解説です 飯田浩司のCozy Up 02152019

2019-02-15 22:40:35 | 日記
外国人は基本的に皆スパイだと思っている中国…元外交官の宮家さんの解説です
飯田浩司のCozy Up 02152019

https://youtu.be/nWLMGI8yN5I





飯田氏:中国が伊藤忠の社員を去年2月に拘束  中国広東省広州市の国家安全局が去年2月、スパイ行為の疑いで大手商社、伊藤忠商事の40代の男性社員を拘束していたことが分かりました。 この男性は広州市で中国企業と合同で行っているリニア地下鉄の事業に携わっていたという事です。 まぁ、去年2月に起こって、今発覚。1年後…で、この社員は、拘束当時はどうやら東京事務所の所属で、直前迄リニアの仕事をやってたそうなんです。旅行で来てたらしいという事なんですが。


宮家氏:なるほど。まぁ、中国にとっては、外国人は基本的に皆スパイであると思っていると思います。


飯田氏:あっそうなんですか。


宮家氏:何故かっちゅうと、中国のシステムは、外国に行っている中国人は誰でもスパイになりうると思ってるから。増して通信社なんて、絶対スパイだと思ってるから。日本の通信社の人は可愛そうだけども。スパイだと思われているワケですよ。

これが先ず違う。日本ではね、対外スパイ組織や諜報機関が無いですから。その意味では定義上は日本にはスパイは居ないワケで、先ずここでガチンコになる訳ですよ、日英はね。次にね、まぁ、中国の場合は、内政の延長として、この問題は取り上げられる事が多いんで、結局は、あのぉ~2015年あたりから、政権変わって、新しい政権の下、締め付けが厳しくなっていますから、中国国内では。

そうすると、それに連座している変な皆、外国人でも外国に居る中国人でもやっぱり色々嫌疑を受けるワケですよ。必ずしもこれが正しいとは思わないけども、そういう流れの中にあって、更に最近ではファーウェイのケースで、カナダで逮捕したでしょ。あん時はカナダ人十何人捕まえているワケですよね、スパイ罪で。

これがそういう形で報復にも使えるというのは、彼らに取っては当たり前の事なんだけど、日本はそんな事やるとは先ず思わないし、商社の人達が、普通だったら政治的な機微の話をね、やっても何の儲けにもならない可能性が高いワケだから、やる必要無いんで、普通のビジネスの仕事をしてたと思うんだけど、中国にとっては、経済の情報も、これ、国家機密だから、やっぱりスパイになるワケなんですよ。ですから、もう、どう考えても可哀想だと思います。


飯田氏:日本人の感覚だと全く問題ないことが、向こうじゃ問題になっちゃう…



宮家氏:時と場合、TPOを間違えたらね。ですから、その意味では私は同情するし、日本政府も1年間、恐らく早い段階で、知ってたかもしれません。だけどそれは、プライバシーの問題も有るし、色々な問題があるから、静かに水面下でやってたと思います。

だが、こういう形で出るという事は、それは、彼らも、中国側も次のステップを採る為のアレかもしれません。只、非常にあんまり考えたくないんですけども、彼らは平気でそういう事やる様な国だという事を理解していなければならない。

どんな事があっても、どういう時にどういう形で捕まっても可笑しくないという事はね、極端な言い方かもしれませんけども、有り得ると思って頂いた方がイイと思います。


飯田氏:まぁ、既に、何の容疑か分からないんですけれども、裁判にかかって、初公判が行われていると。判決は未だ出てないと。そうすると、次のステップは、その判決の部分が近付いていると


宮家氏:いうことですよねぇ。イヤですね。


飯田氏:これぇ~しかし、公安部の下部組織が動いている様な事ですよね。すると外交部、中国外務省からすると、全く手出しが出来ないという事?


宮家氏:外交部は全く力が有りませんからね。


飯田氏:全く?! ここがだから、日本と全く違う所ですね。


宮家氏:日本が、全面的に力が有るとは思わないけれども、それなりの政策の立案と、実施の両方をやっているのがアメリカですね。日本もそうですけれども。中国の外交部には政策の立案の権限が無いと思います。恐らく、党が全部握っているから。ですから、この様な問題、特に自分の所掌の問題でも無い事について、外交部に期待しても、あまり…という感じですね。


飯田氏:何かそうすると、日中雪溶けみたいな事を、まぁ、殊更に報道する新聞なんかも有りますけれども、只、これ、その文脈とは全く別のトラックを走っている…


宮家氏:全く違うロジックで、全く違う人達が、全く違う目的の為に動いていると思います。だからといって、中国の外務省がダメだと言っているんじゃないですよ。立派な人いっぱい居るんですから。だけど、如何せん、日本以下だという事です。


飯田氏:これ、そうすると、向こうでビジネスをやるっていうのは、嘗て無い程、リスクが高まっているんじゃないですか?


宮家氏:と、思いますね。そりゃあもう…。だけど日本だけの問題じゃないですよ。


飯田氏:外国人皆?


宮家氏:皆そうです。彼らだって、日本人だけが可笑しいと思っているんじゃないから。外国人皆、スパイだと思っているから。基本的に。それを前提に考えれば、日本だけが、目の敵にされているワケではない。


飯田氏:ふ~ん、それを思って行動しなくちゃいけないという事ですか


宮家氏:残念ながらね。普通はそんな事、有り得ないけれども、一部の国ではそんな事が有り得るという事です。これ、もう、昔からそうです。


飯田氏:港で不用意にスマホ出してカシャッと


宮家氏:やめて下さい。もう考えたくない。お願いだから。ヨーロッパだって、ロシア領に近付いたら、そうなりますから。そりゃ、気を付けた方がイイですよ。




米中貿易戦争の行方は by江崎道朗氏 2/14/2019

2019-02-15 00:14:20 | 日記
米中貿易戦争の行方は by江崎道朗氏 2/14/2019

https://youtu.be/ZL2AIo5uq6k



寺ちゃん:米中貿易戦争の行方は  アメリカと中国の首脳会談に向けた閣僚級協議が今日から北京で始まります。来月1日の交渉期限が迫る中、知的財産権の侵害、これを見直す等、中国の構造問題を巡る両国の溝をどこ迄埋められるかが焦点となります。

閣僚級協議、先月30日から31日、ワシントンで開催しました。それ以来となります。この時はですねぇ、中国がアメリカ産大豆の輸入を増やすという考えを示しました。後、貿易不均衡の是正を巡っては、一定の前進が見られたとされています。

しかしですね、中国による知的財産権の侵害、あと中国に進出したアメリカ企業に対する技術移転の強要、公正な競争を歪める国有企業への過剰な補助金等、中国が抱える構造問題、こちらを巡っては、かなりの距離があるという形でした。

合意の道筋は見通せるのか、今回も以前不透明ですが、江崎さん、どうご覧になっていますか?


江崎氏:トランプ政権はまだまだ、強行にやっていくと思いますね。これ何かと言いますと、トランプは大統領選挙の時に、中国による不正なダンピング輸出によって、アメリカの雇用が奪われてきたと。

アメリカの地方経済や、産業がおかしくなったのは、中国による、不当な貿易慣行によるものだっていうキャンペーンを徹底してやってきてますので、その世論の支持で大統領になった以上は、まだまだ、中国に対して、徹底的な開放改革を求めていくという事をやっていくと思いますねぇ。

で、尚且つ、中国に対して、本当は為替操作国というですね、金融制裁までいくつもりなのに、それやってませんから、未だ、トランプ政権は中国に対するカードをいくつも持っていますよね。

尚且つ、今、世界銀行の人事を対中国派に替えて、中国に対する、不正な金融支援を止めようとしていますよね。


寺ちゃん:あれ、アメリカがトップの人事権を持っているんですよね。


江崎氏:はい。あと不公平な貿易慣行を裁定するWTOの理事の入れ替えもやってますし、中国に対する包囲網を世界的にトランプ政権は着々と作っていますので。まだまだ続くと、私は思いますね。


寺ちゃん:まだまだ続く…そのトランプ大統領ですが、先週の一般教書演説で、こう強調しました。

「私の就任以来、アメリカ経済は、倍近い勢いで成長している。どんな試練・困難にみまわれても、我々は共に前進する。心にAmerica Firstを刻み続ける」と。America Firstを掲げるトランプ大統領ですが、今後、経済、通商分野に於いて、どういう事を狙っているんでしょうか?


江崎氏:アメリカの経済力を復活させない事には、自由とデモクラシー=民主主義の世界は守れないといういうですねぇ、考え方をトランプ政権は持っていますので、徹底して、アメリカ経済の再建をやると。その邪魔をするところは、とにかく叩き潰すという、なりふり構わない所がありますので、大変だと思いますねぇ。日本にも飛び火してくるんじゃないかと、僕は心配しているんですが。




寺ちゃん:去年12月、江崎さんの本、「知りたくないでは済まされない。ニュースの裏側を知る為に、これだけは学んでおきたい事」が角川より発売されました。この本にはですね、アメリカが次に貿易戦争を仕掛けるのは日本かという、正にこの項目があるんですが、米中貿易協議の次に控えているのは、日米の通商協議です。江崎さん、日本に対して、どういう態度で来るんでしょう。


江崎氏:日本が中国に対する知的財産の問題ですとか、技術供与だとか、そんな事おw引き続き日本の企業や政府が中国にやりつづけるならば、敵認定してくると思いますね。


寺ちゃん:日本を敵認定してくる?!


江崎氏:僕は本でも繰り返し書いたんですが、アメリカはですね、敵と味方を取り違える天才なんです。先の戦争でもそうですが、敵と味方を間違えるのが、本当に得意な国なんです。トランプも、安倍は友人かもしれないけれど、日本が中国につくなら敵だという判断をしかねないので、非常に注意深く、トランプが誤解しない様に働きかけをしていかないと、かなりマズイ事になると思いますねぇ。


寺ちゃん:今、話に出ましたけれども、安倍総理とトランプ大統領は仲が良いと言われてますよね。その安倍総理が説明しても、日本は敵だと思ってしまうって事ですか?


江崎氏:政治は結果なので、安倍総理がいくら言っても、現実に日本企業が中国に対して、ハイテク技術を供与し続けるという事をやり続けるんであれば、敵に利する利敵行為をするんであれば、日本は敵味方という考え方をしないんですが、アメリカの軍の人達は中国の事をEnemy って言うんですよ。


寺ちゃん:Enemy 敵だ!


江崎氏:Chaina とは呼ばないんです。それ位厳しい考え方でアメリカの中では動いていますから。その感情をあんまり軽んじていくと、僕はマズイと思いますね。じゃぁ、じゃぁ、トランプに迎合せよと行っているんじゃなくて、トランプが誤解しないように、繰り返し、色んな手をうつべきだと言っているんです。


寺ちゃん:あと江崎さんの本には、「トランプ大統領が中国を倒してくれると思う愚かさ」という内容のものがありますが、これ簡単に教えて頂けますか?


江崎氏:要は、トランプ大統領は、アメリカの再建が大事で、中国共産党政府が潰れてしまうと、中国で儲けられない。それは困るんですね。だから、去年ペンス副大統領が、ハドソンで演説して非常に話題になりましたが、ペンスは中国は改革・開放に戻れ、要するに、アメリカの技術や知的財産を盗むな。中国に進出しているアメリカ企業の技術を盗まないで、自由に商売出来るようにしろと言ってるだけですから。そこを見間違えたら、私はいけないと思いますね。


寺ちゃん:なるほど、倒そうとしているワケではないと。


江崎氏:倒したら、混乱されると、儲けられないんです。


寺ちゃん:市場として確保したい


江崎氏:アメリカ経済を良くする事が大事なので、その為に中国を、どう利用するかという事を考えていると思います。ヨーロッパはご存知の通り、経済良くないので。アジア太平洋の経済がこのまま良くなってくれないと、アメリカ経済も困るし、アメリカ経済が悪くなると、トランプの再選は危なくなるので。政治家はやっぱり世論。もっと言えば、景気が大事なので。