広告代理店はイヌと同じだ!【表】

現役広告営業マンの日乗
~表題は某社宣伝部長の金言から(3/19参照)~

日経の「革新力・殻を破る」が面白い

2014-04-10 05:56:47 | ビジネスチャンス
昨日に続いて、日経の一面に連載されている「革新力・殻を破る 3」をピックアップ。


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■「革新力・殻を破る 3」~売った後、3倍稼ぐ~生涯、顧客とつながる
20140409 日経

※メーカーがサービス事業への転換を開始している

○ロールス・ロイス の「課金型ビジネス」

自社製エンジンを載せた約4000機の航空機の運航状況を、エンジンに設置されたセンサーを通じ、温度や油圧、振動音等数十項目を監視

航空機の整備は費用の発生時期が読みにくい

同社は「1時間当たり数十ドル」でエンジンの保守を受託、別料金を払えば運航中のモニタリングも行う

航空会社は費用の発生が平準化されて予算が立てやすくなり、固定費削減に繋がる

サービス開始から10年。同社の顧客は世界の航空大手に広がり、民間航空機エンジン部門の収入の7割がサービスになった。

もはや単なるメーカーではない。
「エンジンも造るサービス会社」が実態に近い

○同様のメーカーの「課金ビジネス」事例
・GE
・ダイムラー

※「製造業の将来はライフタイム・マネジメントにある」(ボストン・コンサルティング太田氏)

製品を使われる間は顧客と繋がり続け、手数料も入るモデル

製品を売り切って終わる従来のメーカー型取引と比べ「1.5~3倍の収入増が見込める」と試算する


※日立も事業モデル革新を目指し始めた
○「日立の顧客リストを変えていく」(中西会長)

現在の主要顧客リストは「売り切り型」の車や通信大手が並ぶ

今後は、世界の資源エネルギー会社やディベロッパー等を開拓

中期で目指す「サービス事業」の売上高比率は4割。

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実は、これは、
広告会社にも当てはまる話。

テレビ、新聞、雑誌などの媒体スペースを販売する
イベントを行う

従来は我々の仕事も「売り切り」が基本でしたが
今後は
そこに付加価値を付けて
サービスをマネタイズする方向に転換できないか、
そこを考えていく必要があるのだと思います。

要は、
スペースブローカーから
クライアントのビジネスパートナーに
なっていく、ということだと思います。


知恵が必要ですね。

考えていきたいと思います。





それにしても
この連載、面白いですね~。

毎朝、通勤電車で日経を読んでいるのですが
今日は何の話か、とても楽しみです。
(「3」で終わりだったりして)



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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”




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