広告代理店はイヌと同じだ!【表】

現役広告営業マンの日乗
~表題は某社宣伝部長の金言から(3/19参照)~

セブンイレブンはゆるくない

2013-10-04 05:53:02 | ビジネスチャンス
こんな記事が出ていました。

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「欠品は悪」 セブンイレブンの強み (真相深層)
20131003 日経

セブン―イレブン・ジャパンが攻勢を強めている。
2013、14年度と過去最多の年1500店を超える出店を続け、宅配も拡大。
14年度末にはコンビニエンスストアの国内シェアが4割に達する勢いだ。
店舗面積100平方メートル強、24時間営業、扱うのは弁当、総菜、加工食品、日用雑貨など約3000品目。
見た目は他社とほぼ同じコンビニ業界で、セブンイレブンはなぜ強いのか。

※セブンイレブンは他社に比べ品切れが少ないことに強みが隠されている

品切れの少ない安心感は来店客数等に表れる。

※大手3社比較

○1店舗の1日当来店客数
・セブン=1052人
・ローソン=873人
・ファミマ=950人

○ 1店舗の1日当売上高
・セブン=66万8千円
・ローソン=54万7千円
・ファミマ=52万3千円

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知りませんでしたが、
大手3社でもこれだけの差があるんですね。

×10,000店

として考えるとこれは膨大な差です。




フィギュア等では、モノの良し悪しを語る時
「ゆるい」「ゆるくない」という言葉を使います。

同じフィギュアでも
出来のよくないモノ、
つまり、
造形が甘いモノは

「ゆるい」と言います。

不思議なものでこれは素人でも一目で分かります。

何か、魂がこもっていない、緊張感がない、感じがするんですよね。



私はこの判断基準が気に入っていて
映画でも何でもどこかでそういう感覚で
まず受け止めているんですが、

コンビニでも同様で
セブンイレブンだけは特別に

「ゆるくない」

という感じがします。


一品一品、棚の配列、店の隅から隅まで、全てにおいて
吟味された感、誰かが気を配った感をヒシヒシと感じがするのです。

迫力、緊張感・・・が他と違います。


セブンイレブンの強みはここなんだと思います。

それを感じて、お客様が集まるんだと思います。





しかし一方、
このことには恐ろしさも感じます。

それは仕事をする者として、セブンイレブンを見たときです。



フィギュアのように、一人のプロが集中力、執念を一点に傾ける、
ということなら理屈は分かります。

セブンの場合は、
組織でそれができている、ということですよね。

こんなことは、
普通の組織では、ありえないと思います。

凄まじい意思統一、組織の統率力がないとありえない、

・・・ここが怖いです。




セブンイレブンのお店は、ゆるくないが、
セブンイレブンという会社も、ゆるくない。





私はゆるい会社に入っててよかったな、

と、セブンイレブンに行くたびに思います。



「ゆるい」と

今の時代は

生き残れないかもしれないけど・・・(笑)。




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※The reason why the title is“広告代理店はイヌと同じだ”
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