港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『9月17日』

2019-09-16 17:04:13 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆シル・オースチン Sil Austin  (1929.9.17~2001.9.01)



『ダニー・ボーイ』のヒットでお馴染みのアフリカ系米国人のテナー・サックス奏者、楽団指揮者です。
フロリダ州ダネロン生まれのアフリカ系米国人で、12歳から独学でサックスを始め、1945年にはニューヨークのジュリアード
音楽院で学びました。1946年にニユーヨークのアポロ劇場のアマチュア・コンテストに出場し、『ダニー・ボーイ』を演奏して
優勝し、これによってロン・ジェファーソンに認められて彼のバンドに参加し、その後もロイ・エルドリッジやクーティー・
ウィリアムスなどの楽団で腕を磨き、1954年には自らバンドを結成しました。
1956年にマーキュリーからリリースした『スロー・ウォーク』のヒットを皮切りに、1957年の『ダニー・ボーイ』が全米59位
ながら12週間チャートインを続けるロングヒットになりその人気を決定的なものとしました。
1970年代からはジョージア州など小レーベルでの活動が中心として1990年代まで現役で活動していました。

【主要演奏曲】
『ダニー・ボーイ』Danny Boy【YOUTUBEより】

『スロー・ウォーク』Slow Walk 視聴
『想い出のサンフランシスコ』I left my heart in San Francisco 視聴
『愚かなり我が心』My Foolish Heart  視聴
『黒い傷恨のブルース』Broken Promises【YOUTUBEより】

『セプテンバー・ソング』September Song 視聴
『サマータイム』Summertime 視聴
『スターダスト』Stardust 視聴
『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』Fly Me to the Moon 視聴
『夕陽に赤い帆』Red Sails in the Sunset【YOUTUBEより】



☆フランツ・グローテ Franz Grothe (1908.9.17~1982.9.12)



トーキー初期から作曲・編曲などで活躍したドイツ映画映画の草分けといわれる音楽家です。
ピアニストの父とコンサート歌手の母という音楽一家にベルリンで生まれました。5歳の時にバイオリンのレッスンを受け、
6歳でピアノを弾き始め、ベルリン音楽高校・ベルリン音楽大学を出てピアニストとしてポピュラー界にデビューしました。
映画がトーキー時代を迎えると映画音楽の作曲・編曲・指揮をはじめ、ナチ時代を通じて音楽監督として活躍しました。
しかし、第二次大戦後には連合軍からナチ党員の疑惑をかけられ、その嫌疑を晴らすのに相当の時間を費やしました。
1956年にはようやく嫌疑も晴れて映画『菩提樹』の音楽担当に就き、以後、『朝な夕なに』(主題歌=真夜中のブルース)、
『白銀は招くよ』『三色すみれ』などのヒットで復活し、1929年から1969年にかけての通算で約170本の映画の音楽を
書きあげました。

【主要映画音楽】
1931年『ガソリン・ボーイ三人組』Die Drei Von Der Tankstelle
1931年『會議は踊る』Der Kongress Tanzt
1934年『たそがれの維納』Maskerade
1935年『マズルカ』Mazurka
1956年『菩提樹』Die Trapp-Familie
1957年『朝な夕なに』Immer Wenn Der Tag Beginnt【YOUTUBEより】

1958年『黒い稲妻』Der Schwarze Blitz
1958年『続・菩提樹』Die Trapp-Familie In Amerika
1958年『ザイラーの初恋物語』Ein Stuck Vom Himmel
1959年『白銀は招くよ』12 Madchen Und 1 Mann【YOUTUBEより】

1960年『三色すみれ』Eine Frau Furs Ganze Leben【YOUTUBEより】

1965年『アルプスの少女ハイジ』Heidi


☆アン・バンクロフト Anne Bancroft (1931.9.17~2005.6.06)



『奇跡の人』のサリバン役が高評価を得て遅咲きながら演技派女優として大成したアメリカの女優です。
イタリア移民の子としてニューヨークに生まれ、ブロンクスの高校を卒業してアメリカ演劇アカデミーに学びました。その後
アクターズ・スタジオなどで学び、1950年頃からテレビに出演し始めました。1951年には映画『ノックは無用』の傍役など
数本の作品に出演しましたが、映画に期待できずブロードウェイの舞台を選択しました。やがて舞台『奇跡の人』での好演が
認められてその映画化におけるサリバン女史役で一躍脚光を浴び、その後も『女が愛情に渇くとき』『卒業』などで個性的な
女優として世紀を超えて活動を続けました。

【主要出演作品】
1952年『ノックは無用』Don't Bother to Knock
1953年『ゴールデン・コンドルの秘宝』Treasure of the Golden Condor
1962年『奇跡の人』The Miracle Worker【YOUTUBEより】

1964年『女が愛情に渇くとき』The Pumpkin Eater

1965年『いのちの紐』The Slender Thread
1966年『荒野の女たち』7 Women
1967年『卒業』The Graduate



【ご命日】

★ネロ・リージ Nelo Risi (1920.4.21~2015.9.17)



夫婦で書いた脚本『悲しみは星影と共に』で一躍脚光を浴びたイタリアの映画監督。
残念ながら監督作品としては『悲しみは星影と共に』以外にみるものがありません。


★ユーゴー・ウィンターハルター Hugo Winterhalter (1909.8.15~1973.9.17)



アルトサックス奏者、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーとして活動したアメリカの楽団指揮者。
主な演奏曲として『ブルー・タンゴ』『裸足のボレロ』『カナダの夕陽』『ダイヤモンドヘッド』などがある。


★リチャード・ベースハート Richard Basehart (1914.8.31~1984.9.17)



『道』『白鯨』など傍役に徹した渋い印象の国際的な俳優。
主な出演作品として『善人は若死にする』『道』『崖』『白鯨』『カラマゾフの兄弟』などがある。


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