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外国映画主要作品日本公開史 * 1967年公開 (その2)

2015-04-03 14:51:52 | 外国映画公開史

外国映画主要作品日本公開史 * 1967年公開 (その2)

▼参考資料・スクリーン1967年ベストテン
①アルジェの戦い…ジッロ・ポンティコルヴォ
②戦争は終った…アラン・レネ
③欲望…ミケランジェロ・アントニオーニ
④気狂いピエロ…ジャン・リュク・ゴダール
⑤ふたりだけの窓…ジョン&ロイ・ボールディング
⑥わが命尽きるとも…フレッド・ジンネマン
⑦バージニアウルフなんかこわくない…マイク・ニコルズ
⑧真実の瞬間…フランチェスコ・ロージ
⑨戦艦ポチョムキン…セルゲイ・M・エイゼンシュティン
⑩ペルソナ…イングマール・ベルイマン
⑪ラブドワン…トニー・リチャードソン

▼参考資料・映画の友1967年ベストテン
①アルジェの戦い…ジッロ・ポンティコルヴォ
②欲望…ミケランジェロ・アントニオーニ
③戦争は終った…アラン・レネ
④気狂いピエロ…ジャン・リュク・ゴダール
⑤わが命尽きるとも…フレッド・ジンネマン
⑥バージニアウルフなんかこわくない…マイク・ニコルズ
⑦ラブドワン…トニー・リチャードソン
⑧戦艦ポチョムキン…セルゲイ・M・エイゼンシュティン
⑨ペルソナ…イングマール・ベルイマン
⑩ふたりだけの窓…ジョン&ロイ・ボールディング
⑪昼顔…ルイス・ブニュエル
⑫真実の瞬間…フランチェスコ・ロージ
⑬夜の大捜査線…ノーマン・ジェイスン
⑭冒険者たち…ロベール・アンリコ
⑮華氏451…フランソワ・トリュフォー
⑯戦争と平和(完結編)…セルゲイ・ボンダルチェク
⑰ロシュフォールの恋人たち…ジャック・ドミ
⑱いつも二人で…スタンリー・ドーネン
⑲グランプリ…ジョン・フランケンハイマー
⑳ジブラルタルの追想…トニー・リチャードソン


▼参考資料・キネマ旬報1967年ベストテン
①アルジェの戦い…ジッロ・ポンティコルヴォ
②欲望…ミケランジェロ・アントニオーニ
③戦争は終った…アラン・レネ
④わが命尽きるとも…フレッド・ジンネマン
⑤気狂いピエロ…ジャン・リュク・ゴダール
⑥ふたりだけの窓…ジョン&ロイ・ボールディング
⑦ペルソナ…イングマール・ベルイマン
⑧夜の大捜査線…ノーマン・ジェイスン
⑨戦争と平和(完結編)…セルゲイ・ボンダルチェク
⑩真実の瞬間…フランチェスコ・ロージ
⑪バージニアウルフなんかこわくない…マイク・ニコルズ
⑫昼顔…ルイス・ブニュエル
⑬戦艦ポチョムキン…セルゲイ・M・エイゼンシュティン
⑭冒険者たち…ロベール・アンリコ
⑭ラブドワン…トニー・リチャードソン
⑯砲艦サンパブロ…ロバート・ワイズ
⑰夏の夜の10時30分…ジュールズ・ダッシン
⑱ロシュフォールの恋人たち…ジャック・ドミ
⑲伯爵夫人…チャールズ・チャップリン
⑳夕陽よ急げ…オットー・プレミンジャー

ヌーヴェルヴァーグの頂点ともいえる年になりました。カイエデ派のゴダールは『気狂いピエロ』において、自由奔放かつ
直覚的な映像で破滅していく人間の悲喜を美学として捉え、方や左岸派のレネはより社会的な思想のもとに情感を込めた
『戦争は終った』によって頂点を極めました。この年を境としてヌーヴェルヴァーグは急速にその使命の終焉を迎えることに
なり、その一つの原因としてトリュフォとゴダールの確執も考えられます。そのゴダールに至っては政治色の強い台詞だらけ
のまるでプロパガンダ的な作品を多発することになります。
さらにこの年にはフランスとしては国家の恥部ともいえるアルジェリア独立戦争を題材にした『アルジェの戦い』が公開されました。
『パリは燃えているか』でドイツ軍に打ち勝ったフランス市民の蜂起という構図とは対照的に、植民地を圧政するフランス政府に
アルジェリア市民が蜂起するという構図に置き換えられました。帝国主義のナチから祖国を解放されたフランスがナチ同様の
帝国主義によって植民地支配を持続させようとするフランス政府に対する痛烈な批判となっていました。


↑はジャン・リュク・ゴダール監督の『気狂いピエロ』


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