【誕生日】
☆マリアノ・モレス Mariano Mores (1922.2.18~2016.4.13)
ポピュラリティーでモダンな演奏スタイルにより人気を博したアルゼンチン・タンゴのマエストロです。
8歳からピアノを習いはじめ1934年にプロ・ピアニストとなり何軒かのタンゴ・バーを掛け持ちするほどの売れっ子と
なりました。1939年にフランシスコ・カナロに招かれて彼の楽団員となり、1945年にフランシスコ・カナロが監修した
タンゴ・ミュージカル「パリのタンゴ」の挿入歌として『さらば草原よ』をカナロと共同で作曲し、沈滞していた
タンゴ界を復活させる大ヒットになりました。1948年に育ててもらったカナロの元を去り「 マリアノ・モレス・オルケスタ・
リリカポプラール」を結成、ティピカ・スタイルとは一線を画した前衛的な演奏を確立しました。
【主要作曲作品】
『ラ・クンパルシータ』La Cumparsita
『さらば草原よ』Adiós pampa mía フランシスコ・カナロとの合作
『ラ・カレシータ』La Calesita
『軍靴の響き』Taquito militar
『ウノ』Uno
『タンゲーラ』Tanguera
『ブエノスアイレスの喫茶店』Cafetín de Buenos Aires
☆グンナール・ヘーグルンド Gunnar Hoglund (1923.2.18~1984.6.16)
元々は映画の子役として活躍した俳優で、『太陽のかけら』で名をあげたスエーデンの映画監督です。
ストックホルム生まれで1938年に子役として映画界入りして14本の映画に出演し、1965年にボッセ・グスタフソンの
小説をもとに、若き日の情熱を幻想と現実を交錯させてサスペンスタッチで描いた異色作『太陽のかけら』を監督して
その表現手法が注目を集めました。
しかし、1968年の『恍惚の泉』では商業的なポルノ作家となってしまい次作の『わが愛を見つめて』以降彼の名前を
耳にすることはありませんでした。
【主要監督作品】
1965年『太陽のかけら』Kungsleden
1968年『恍惚の泉』Som Havets Nakna Vind
1971年『わが愛を見つめて』Want So Much to Believe