”All Alone Am I” Brenda Lee
この曲は1959年にマノス・ハジダキスがギリシャ映画(日本未公開)の主題歌として作曲したもので、アーサー・オルトマン
が失恋の深い悲しみを綴った英語詞を付けて 1962年9月にブレンダ・リーでリリース、全米3位の大ヒットになりました。
このブレンダー・リーは1956年にわずか12歳の時に『ジャンバラヤ』で鮮烈なレコード・デビューを果たし、1957年には
『ダイナマイト』で強烈なパンチの効いた歌唱によって『ミス・ダイナマイト』の愛称で一気にスター・ダムに昇りつめました。
アメリカではコニー・フランシスと双璧の歌姫でしたが、当時の日本ではさほど注目されてはいませんでした。
この『淋しくって』も日本では1962年の暮れにリリースされているのですが、ラジオのベストテン番組には全く取り上げ
られておりません。洋楽販売に熱が入っていないデッカだったので、アメリカでは大人気者のブレンダ・リーで稼ごう
という意欲もなかったようです。当時は【一姫四天王】の全盛期だったので太刀打ちできないと思っていたのでしょうか。
わたし個人としては当時からコニー・フランシスよりも断然ブレンダー・リー推しでしたのでとても歯がゆい思いでした。
All alone am I
Ever since your goodbye
All alone with just a beat of my heart
People all around
But I don't hear a sound
Just the lonely beating of my heart
No use in holding other hands
For I'd be holding only emptiness
No use in kissing other lips
For I'd be thinking just of your caress
↓はブレンダ・リーの『淋しくって』 YOUTUBEより
この曲タイトルですが、『淋しくって』よりも原題の『オール・アローン・アム・アイ』で通っているようです。
私の手元にあるブレンダ・リーのCDのタイトルは『ひとり淋しく』となっています。
また、この曲はラジオ関西の神戸工業提供【テン・ミュージック・アベニュー】のテーマ曲として使われていました。
この番組は1964年頃(?)から全曜日の10時のスポーツ・ニュースのあとの15分の帯番組でしたので、関西地方の
ポップス・ファンにとってはパーシー・フェイス楽団でお馴染みではないかと思われます。
↓はパーシー・フェイス楽団の『オール・アローン・アム・アイ』 YOUTUBEより
ついでに
ミス・ダイナマイトとして一世を風靡した『ダイナマイト』も貼っておきます。
↓はブレンダ・リーの『ダイナマイト』 YOUTUBEより