千羽鶴のちょっと気になったこと

時事問題や法律・阪神について気になったことを書いていきます

佐村河内氏 記者会見

2014-03-08 00:59:51 | 芸能

佐村河内氏 告発者と会見でバトル 「謝罪でなく反論」と批判(デイリースポーツ) - goo ニュース

 

お昼のニュースでこの会見を見ました。

最初見たときには代理人かと思うほど、雰囲気が違っていましたねぇ。

ゴーストライターを使っていたことは認めていました。

そして聴力についても完全に聞こえないわけではなく、ある程度回復していたことも。

聴力検査結果では難聴と判断され、聴覚障害に該当しないと判明したようです。

-------------------
記事では、今回の件を暴露した新垣さんの話の一部に虚偽があることを主張しています。

聴力に関して以前から聞こえていたはずだという部分です。

これに対しては訴訟も検討するというお話でした。

-------------------
ただねぇ…問題はこの部分じゃないと思うんですよ。

聴力に関する専門家によれば、聴覚障害2級の人が回復するのは非常にまれなケースとしていました。

もちろん完全否定しているわけじゃないので、佐村河内氏の場合はこのまれなケースに該当するのかもしれません。

ただ、聞こえなかったということの証明は難しいでしょう。

聴力障害検査では聴覚障害に該当しないとされてしまっているわけですから、以前から聞こえていたという考えられても仕方ない。

なんだか自分が一方的に悪いのではないと主張しているような感じです。

-------------------
問題なのは自分で作曲することはできなかったわけですよね。

設計図を示して、実際の作曲は新垣氏に依頼していたと…。

設計図…う~ん…こんな感じの曲を作ってというものなのかしら?

それなら原案者という形にしていればよかったのでは?

被爆2世としての使命とか闇に沈む人たちに光を当てたいとか…なんだかなぁ。

別に作曲という形じゃなくてもいいんじゃないのかな。

演奏者としてでも可能でしょう。

-------------------
佐村河内氏は新垣氏に対して訴訟を起こすと言ってますが、それよりも自身が訴訟を起こされる可能性が高いことを知っているのでしょうか。

CD会社の被害は大きい。

信用問題ですからねぇ。

特集番組を放送したNHKはどうでしょう。

CD購入者は?

実はこのCD購入者からの賠償請求が難しいのです。

曲を気に入って購入した人の場合は、実際に曲を楽しめたわけですから問題はありません。

障害者である佐村河内氏の曲だから購入したという人たちが問題です。

聴覚障害者の曲という部分に着目してCDを購入したということです。

あまりピンとこないかもしれません。

障害者の曲だからCDを買うのでしょうか?

でもいるんでしょうねぇ。

例えば、パン屋さんなどでも、障害者が作っている場合はマスコミの取材とかあるし、購入者も多いのです。

製品としてのパン自体の評価というよりも、障害者が頑張って作っているということが購入動機なんです。

NHKの番組でも聴覚障害者という点を重視しています。

だからこそ、障害の部分が虚偽だったということの反響が大きいのです。

せめて自分で作曲していれば…。

-------------------
佐村河内氏が以前の聴覚状態に過剰に反応するのは、当時は聴覚障害であったことに間違いはないということをはっきりさせたいわけでしょう。

佐村河内氏の場合は聴覚障害者であるということが前提で評価されていたのですから、この部分は譲れないということ。

でも世間の流れは以前から聞こえていたのではないかということになっています。

今回の会見でも厳しい質問が多いようです。

-------------------
佐村河内氏が新垣氏を訴えた場合、通常は原告側である佐村河内氏が新垣氏の嘘を証明しなければなりません。

その際ポイントになるのは、2002年に横浜市が身体障害者手帳を交付したという事実です。

公的機関の認定を受けているということ。

ただその検査方法に問題があることが指摘されています。

横浜市も今回の件で検査方法を再検討するとしていますね。

そして2002年の時点では聴覚障害2級に該当していたとしても、現在では該当しないと判断されています。

どの時点から該当しなくなったか、つまり回復してきたのかが分からない。

証明ができない。

障害者手帳は一度交付されると更新義務がないために長期間継続使用されることもあります。

介護認定のように1年ごとに面談を受けて再申請するというものではないようです。

介護認定の場合は、面談で回復していると判断されると介護等級が下がることもあるんですね。

障害者認定の場合は、回復するのがまれということを前提にしているのではないでしょうか。

悪化することはあるでしょう。

悪化した場合は再申請するわけですが、回復しても認定解除を申請することはあまりないでしょうね。

やはり介護認定のように一定期間内に再検査をした方がいいのかもしれません。

-------------------
今回の件はゴーストライターという問題だけではなく、障害者認定制度にも影響を及ぼしそうです。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿