千羽鶴のちょっと気になったこと

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高校野球の公立びいき

2009-11-23 01:18:01 | 日記
高校野球“公立校”びいきの原因は、
「特待生騒動」の後遺症?
――なぜか公立高校が勝つと喝采を浴びる理由

 夏の高校野球・選手権大会の代表校が出揃った。
 例年は47都道府県に、面積が広い北海道と参加校が多い東京のみ2枠が認められる49校の出場だが、今回は第90回の記念大会で出場枠が増える。参加校多数の千葉、埼玉、神奈川、愛知、大阪、兵庫の6府県にも2枠が与えられ、55校の出場となった。おかげで大阪からは大阪桐蔭と近大付の強豪2校が出場、代表になるチャンスが増えたことで神奈川からは慶応が46年ぶりに出場を果たすなど話題は豊富になった。北京オリンピックと日程はダブるが、ファンにとっては見どころの多い大会になりそうだ。
全国に広がる
ファンの「公立校」びいき

 ところで各地区の代表校が決まっていく過程で感じたのが、そのチームが私立高校か公立高校かをファンが気にする傾向が強くなっていることだ。たとえば宮崎では県立の宮崎商が決勝戦で強豪私立の日南学園を破って39年ぶりの選手権出場を決め、県内は盛り上がった。ひと枠増えた愛知からは県立大府が28年ぶりに、兵庫からは県立加古川北が初出場を決め、話題になった。
 現在の甲子園は私立高校で多数が占められている。今回も55校中38校が私立で、公立はその半数にも満たない17校だ。昨年の夏の甲子園を県立の佐賀北が制覇して喝采を浴びたように、少数派になった公立高校にファンの共感が集まるのだ。
 こうした見方は昔もあるにはあった。いい例が東京都立校の甲子園出場。1980年に都立国立が出場した時は「都立の星」と称賛された。2001年に都立城東、2003年に都立雪谷が出場を決めた時も注目された。東京は私立の強豪が群雄割拠している。その中で都立が勝ち抜くのは至難の業であり、判官びいきの意識が働いて褒めたたえられたのである。
 今はこの見方が全国に拡がったといえる。「公立高校が甲子園に出るのはエラい」という意識がファンに刷り込まれているのだ。
 理由はお解りだろう。昨年3月に起こった「特待生」を巡る騒動からだ。
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えっと…この公立びいきというのはよく分からなかったわ。
甲子園大会でも以前は公立、特に商業高校が強かったということ。
横浜商・広島商・松山商など…。
いまでも県立岐阜商は出場してますが、他の3校はなかなか出てこれません。
この原因が特待生制度と言われてますねぇ。
公立の場合は受験資格が絞られているし、正規の入試を受験して合格しなければなりません。
それに対して、私立の場合はどこの中学を卒業していてもいいわけだし、
入試についても私立は独自の方法で実施することができる。
そこでスポーツ推薦枠ができたわけね。

スポーツ推薦枠といっても、受験生側から申し込むというより、高校側から誘うことが多く、
入学についても入学金や授業料免除や寮費まで免除するという特別待遇。
これだけ用意していれば、素質ある選手が私立に流れるのもうなづけるわね。
だから強くて当たり前。
ファンの中には、スポーツ推薦枠という特別枠を良しとしない見方があるのでしょう。
勉強もしないで野球ばかりしてる…ってね。
そんなの学生じゃないということでしょう。
さらに特待生制度を生かしてる私立高校にも批判があるわね。
甲子園に出場したときユニフォームにデカデカ学校名を書き込んでるとか。
学校の知名度を上げるために利用しているとか…。

これは従来の学生野球のスタイルが変化してることへの反感なんでしょう。
甲子園出場しても、選手が他所から特待で来て寮生活してる場合が多いから、
地元の人たちもあまり関心がないのかもしれないね。
近所のおにいちゃんが出てるってわけでもないしw
学校内でも特待生を特別クラスにしてカリキュラムを変えてるところもあるから、
そんな学校では同じ学校の生徒でも親近感はないでしょう。

そんな問題の中で公立高校びいきが出ているんでしょう。
正規の入試を受けて合格して入学してくる地元の生徒…。
これが普通の状態であると考えて、特待生と対立させる。

野球ばかりやってるヨソ者特待生vs普通の地元生…。
選抜大会で21世紀枠ができたのも、普通のチームを出そうということでしょう。
特待生制度をそのまま放置していたら、今度は外国選手が出てくるという危機感もあるでしょう。
駅伝は外国人留学生の出場を人数制限の下で認めてますね。
野球はどうなるのでしょう。

公立びいきのファンはこのような動きを心配しているのかもしれませんね。


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