姦通罪、62年ぶり廃止=「性意識変化」と違憲決定―韓国(時事通信) - goo ニュース
久しぶりの書き込みです^^
今回は韓国での判決の話題です。
姦通罪規定に違憲判決が下ったようですね。
この規定は戦前の日本にもあったんですよ。
戦前の日本の場合は、女性に対してだけ適用されるもので、その趣旨は父系血統に基づく家制度の維持でした。
女性が他の男性の子どもを産んだ場合は、その家に全く関係のない血統が入ることになる。
しかし、男性が他の女性に産ませて引き取る場合は父系の血統を受け継いでいるために家制度は守られるという理屈です。
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当然戦後は憲法や民法規定が改正されて、家制度がなくなったために問題になりました。
男女平等ということから男性にも姦通罪を適用するか、姦通罪規定は廃止するかの選択を迫られたわけです。
日本の場合は廃止しましたが、韓国では男女に適用されることになっています。
道徳的には理解できますね。
民法の夫婦間の義務の中に貞操守秘義務というのがあります。
法的には不倫はアウトなんです。
しかし、それに刑罰適用まで必要かということでしょう。
可罰的違法性の問題…。
不倫は離婚原因にもなるし、不倫の相手方は不法行為責任を負うことになります。
この民事責任だけでいいんじゃないの?という感じなんでしょう。
夫婦間の問題に法律があまり入るのは好ましくないということ。
まぁ自己決定権というか自分たちで解決してよということなんでしょう。
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不倫は文化だと言った人がいましたが、やはりなくならないのでしょうねぇ。
一回きりの姦通でも不倫は不倫。
でもそれで終わってしまえば、証明するのは難しいものね。
あ…でも姦通行為だけが不倫というわけじゃないのかも…。