千羽鶴のちょっと気になったこと

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青森地裁判決

2009-09-05 11:37:37 | 法律
裁判員裁判】性犯罪公判、法律家より厳格 量刑相場に一石

 検察側の求刑通りとなった4日の青森地裁判決。
主任弁護人の竹本真紀弁護士は「裁判員は、法律家以上に強姦の結果を重く見たのではないか」と感想を漏らした。
被告よりも被害者に感情が傾きがちな“素人感覚”が厳罰化を招くともいわれる裁判員裁判では、
被告なりの事情を訴え、情状面を強調せざるをえない弁護活動は困難を強いられそうだ。
3日間の審理は、“求刑の8ガケ”とされてきたいわゆる「量刑相場」に一石を投じるものとなった。
 今回、弁護側は、両親を早くに失い祖母に育てられた被告の生い立ちを強調。
環境が被告の心の内をねじ曲げ、犯行につながったと主張してきた。
 これに対し、被害者の一人は意見陳述の中で、母子家庭で育ち、すでに母を失っていることを打ち明けた。
検察側は生い立ちと犯罪に走ることを結びつけるべきではないと反論してみせたわけだ。
また、被告や被害者の供述調書を朗読、あえて強姦の状況を法廷で詳細に伝え、犯行の悪質さを裁判員に訴えた。
 判決は「生い立ちに恵まれない点があったことを考慮しても、時間をかけて更生する必要がある」と指摘した。
被告の事情よりも、犯行の悪質さに重きを置いたもので、検察側の主張に沿った判断となった。
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注目の青森地裁の判決が出ましたね。
量刑相場を超える判断をしたというのは裁判員裁判の効果でしょう。

弁護側が被告の生い立ちを理由に減刑を主張するのはよくありますね。
ただ、素人から見れば、だからなに (゜Д゜)ハァ? って感じなのかもしれません。
腕力に劣る女性に対して強姦するというのは生い立ちとは関係ないと判断されたのでしょう。
男性裁判員が多いので、どうなるのかなって思ってましたが、ちょっと意外でしたねぇ。

強姦や強制わいせつといういわゆる破廉恥犯に対する嫌悪感が強いのでしょう。
これは日本的な感覚なのかなぁ?
強姦の場合は妊娠という二次被害の可能性もあり、厳罰化の傾向が高まるでしょう。

わいせつと言えば、電車内の痴漢の場合は女性側にも問題があることは認識しています。
例えば、以前2chでも祭状態になりましたが、女子高生がお小遣い稼ぎの手段として
男性乗客を痴漢にでっち上げたという事例がありました。
大阪の地下鉄でも女性が嘘泣きの芝居までしてましたね。
こちらは男性側が裁判を起こして無罪となっています。
加害女性が自首したのが切っ掛けとなっています。

しかし、強姦の場合はこのようなことはあり得ないと思ってるわ。
いや可能性としては否定できないけど、痴漢の場合とはレベルが違いすぎるし。
お金目当てで強姦事件を女性がでっち上げるかしら?

これから弁護側は生い立ちや女性側の態度などを理由に減刑請求するのは難しくなるわねぇ。



NHKのドラマ

2009-09-05 01:27:16 | 日記

金曜日の22次から放送されている「派遣のオスカル」って番組ご存じ?
田中麗奈さんが主演なんだけど、これがおもしろいのよぉw
派遣社員がバカにされながらも、成長していくって内容ね。
それにベルサイユのばらという少女漫画が絡んでくるw

ベルサイユのばらというと原作は池田理代子さんね。
もう随分前の作品なんだけど、いまでも楽しめますよ。
宝塚で上演されたり、アニメーションになったり。
男性の方はアニメーションで萌えた人が多いんでしょうけどねw

ここでお話しが変りますが、ベルばらの時代というと18世紀後半。
舞台はブルボン王家が統治するフランス王国。
この時代はフランス絶対王政の末期ですね。
文化的には華麗なロココ様式。
いかにも貴族的です。
女性は結構この頃に憧れるのよねぇ。

漫画は当然架空の設定と思われるでしょうけど、全てが架空とは言えないのよ。
架空の存在としては主役のオスカルとアンドレぐらいかな。

実際の歴史の中でわたしが気になってるのがルイ17世とデュバリー夫人。
ルイ17世はアントワネットの旦那さんである16世の次男に当たる人ですが、
革命後だったために王権は事実上停止状態で、戴冠式もありません。
実は本人は自分の立場を理解していなかったというお話しもあります。
ちょっと前にその遺骨が問題になっていましたね。
DNA鑑定までなされたとか…。
次にデュバリー夫人。
こちらはルイ15世の愛人です。
15世在位期には王太子妃殿下であるアントワネットをも凌ぐ権勢を誇っていました。
漫画では悪役的な存在です。
でも実際はかなり愛嬌のある明るい性格だったらしいのです。
ルイ15世崩御の時に宮廷から追放されていたんですが、
フランス革命の頃まで生存していたんですね。

両者とも最後は悲惨でした。
ベルばらでももっと触れて欲しかった部分ですねぇ。