遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

里芋の試し掘りと里芋皮むき器

2022年10月14日 | ものぐさ有機農業

久しぶりに、ほうってあった里芋畑をのぞいてみました。

畝無し全面マルチ。追肥、土寄せ無し。要するに、種イモを入れたら、後は野となれ山となれ、です(^^;

夏の間の作業をとにかくサボりたい、その一心から、いろいろ試行錯誤を重ね、今の栽培法に行きつきました。これぞ、ものぐさ有機農業(^.^)

もう、30年、この場所が里芋の定場所です。超連作(^^;

で、できばえはどうかと、試し掘りをしました。

畑のまん中あたりの一株。

中〜小粒が多いですが、バケツに軽く一杯。2㎏強(65個)ありました。

そうだ、久しぶりに里芋皮むき器を使ってみよう。極小洗濯機のような作りで、底のフィンが回り、水の中で芋同士がぶつかり合って、外側の皮が剥けると仕組みです。

この機械、便利なのですが、使いこなすには多少のコツがあります。まずは、里芋。なるべく、若く、とりたてを処理するのがポイントです。晩秋になると皮が硬くなります。採ってから日にちがたつのも同様。

それから、芋の形。コロっとした丸い芋だと簡単に剥けます。不規則な形は苦手。

そこで、うまくいきそうな芋(右)と手こずるかもしれない芋(左)に分けました。

まずは、右の里芋を入れ、3分間、回しました。

うまくいけているみたいです。

サッと洗えば、

別嬪さん揃いになりました(^.^)

次は、気難しがり屋の里芋さん。

ひたひたに水を入れて、

同じく、3分間回すと・・・

予想に反して、ビックリするほど綺麗に仕上がりました(^.^)

こうやって皮が残ってしまうのは、地表に出ていて緑化した子芋たち。早く世に出たため、マセて、ツラの皮が厚くなったのですね(^^;

両方で、結構な量です。これで、一株。

早速、炊いていただきました。

うーん、おいしい。その昔、桶のなかに水と里芋を入れ、櫓を二つ繋いだような又板で、ゴシゴシやって皮を剥いていた頃の味ですね。田舎育ちには、昨今の分厚く皮を剥いた上品な里芋は、何となく物足りない(^^;

さきほどの畑には、里芋、100株を入れてあります。この調子だと、11月からは毎日が芋掘りになりそうです(^.^)

ps. 里芋を盛ってある田舎鉢、それなりの年代物です。これについては、いずれまたブログで。

コメント (15)
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