ついにというか、やっとというか、池大雅の捲り、12枚を、掛軸にしてもらうよう、表具屋に依頼しました。
もう、5年越しになるでしょうか。
池大雅の六曲一双屏風を入手したのですが、とてつもなく重い屏風でした。箱からの出し入れが大変。一人ではとても扱えません。
しかも、故玩館には、それまでに、六曲一双の屏風が4組、2曲屏風が5組もあって、保管が大変でした。
六曲屏風は、片方で1.8mx3.6m程の大きさですから、右隻、左隻を広げれば8畳間一杯になります。
そこへさらに、池大雅の六曲一双屏風が加わっては、風当たりがますますキツクなるのは目に見えています。
これだけ屏風があっても、家の中で吹きすさぶ北風は防げないのです(^^;
そこで思い切って、絵の部分だけ、12枚を、えいやっと切り取りました。本体は燃やしました(^.^)
こうして残った捲り12枚ですが、これがまた始末におえない。ぐるぐると巻いておいたのですが、結構、大きく、重いのです。何よりも長さが160cm以上ありますから、広げて観るのも難しい。
やむなく、捲りを12本の掛軸にする決心をした次第です。
問題は、表具代をどうやって工面するか(^^;
元々、飲む打つ買うには無縁の無味乾燥人間(^^;)ですから、何がしかセーブできるのはガラクタ道楽しかありません。
ということで、耐えがたきを耐え、忍び難きを忍んで、苦節5年。
やっと、表具屋へ持ち込むことが出来ました。
しかし、ここにも問題が。
以前から家にあった物も含めて、掛軸がもはや数百本になっているのです。
まあ、考えようによっては、12本増えても、大勢に影響ないか(^.^)