goo blog サービス終了のお知らせ 

遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ヒヨドリは何を狙う?

2025年04月08日 | ものぐさ有機農業

ようやく暖かくなり、左手の負傷でムチャクチャになっていた畑も何とか見られるまでに回復しました。何せここは中山道脇、地形的関係から、街道歩きの人の視線は、必ずこの畑に向けられるので、草茫々では恥かしいかぎりなのです(^^;

タマネギは全部早生にしたので、もう少しで収穫できそうです。保存性を上げるため、石灰を振り撒く予定です。

左はスナップエンドウとエンドウ。何とか冬越しをしましたが、ここ数年、スナップエンドウの出来がイマイチ。今年も多くは望めそうもありません。向う半分のエンドウは例年通り。

 

さらに右方の桜木下の畑です。手が使えなかったので、作秋は覆い無しの冬越しでしたが、連作ソラマメがグングンと大きくなっています。早目の3月初めからニームオイル1000倍液を散布してきたので、アブラムシが一匹もいません。

その脇の空き地には、花咲か爺さんのように種をふりまいて放っておいた正月菜が花を咲かせています。来年の種採取用。例年同じ所で同じ作業をしています。連作をものともせずに、自然栽培(^.^)

このままだと、ソラマメの方にドッと被さって来るので、支えをしました。

 

さて、今回の本題はその横のレタス畝。

一年中、レタスを育てています。というのも、もう10年以上、土日の朝食作りを担当していて、その際、これでもかというくらい生野菜を使うからです。

大きい株は冬越ししたレッドファイヤー、小さい物は2週間前に植えた株です。

ところが、同時に植えたレタス(結球)の方は、全く育っていません。

よく見ると、葉の先が食べられています。これでは大きくなるはずがありません。

原因はヒヨドリです。畑の向こうが広大な耕作放棄地になっていて、大きな木が原生林のように林立しています。ヒヨドリの棲みかになっているので、集団でやって来るのです。

レタス類は切り口から白い液が出ます。苦み成分があるので、害虫や鳥類も好みません。そのおかげで、育てやすい野菜です。

けれども、貪欲なヒヨドリにかかっては、苦み液も無力か?

だが、彼らの好みは、レタスの種類によるかもしれません。結球レタスは猛攻撃をうけました。その一方で、同時に植えたレッドファイヤーは無傷。

大好物のブロッコリーでも、葉は滅茶苦茶に食い荒らされますが、茎や花蕾は残ります。

彼らの攻撃対象は、味だけでなく、色や食感も関係する?

そこで、違うタイプのレタスをいくつか植えてみました。

サニーレタス:色や葉の様子が、食害を受けたレタスに似ている。

フリルレタス:色、形が食害を受けたレタスにそっくり。

サニーレタス(レッドファイヤー):色が濃い。

これでしばらく様子を見ることにします。

ps. 後で気がついたのですが、今は、いろいろなレタス類をミックスした種が売られているので、それを撒けばよかった(^^;

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫サツマイモの苗づくり

2025年02月13日 | ものぐさ有機農業

先日のブログで、紫サツマイモを入れた餅を紹介しました。

紫サツマイモの苗を入手するのが年々難しくなってきているので、昨年は、自前での苗づくりに挑戦しました。

なんとか苗が出来、収穫した紫イモを使った餅つきを先日、やっと済ませたわけです。

ただ、去年の8月に左手を負傷し、その後ほとんど作業ができずに、サツマイモ作りも満足できるものではありませんでした。

そこで、今年こそは、となった次第です(^.^)

 

冷蔵庫の上に置いてあった段ボールです。

さて、紫サツマイモは無事か?

おそるおそる蓋を開け、モミガラに埋めてあったイモを取り出しました。

おお、いけているではないですか。しかも、ベッピンさんぞろい(^.^)

さっそく、育苗器に腐葉土を入れ、

虎の子の紫サツマイモを置き、

腐葉土をかぶせて、ジョウロで水撒き。

30℃に保ち続けてやれば、3月末には芽がでるはずです。

(^.^)期待が膨らみます(^.^)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然農法の勝ち

2025年02月03日 | ものぐさ有機農業

不耕起、無肥料、無消毒の自然農法が注目されてから、もう相当経ちます。

あんなふうにやれたらと思いつつ、ぐずぐずして何十年にもなってしまいました。

そんなわけで、我流の有機農業をしながら、一つ、気になっていることがあります。

それは、畑脇の草むらなどに、こぼれ種で野菜がひょっこりと芽を出し、いつのまにがぐんぐん育って、下手をすると丹精こめて作った方よりも大きく立派になることです。

一体自分は何をやっているのだろう、と情けなくなります。

そんな例がまたありました。

今期の冬野菜は、左手を負傷したおかげで散々でした。

その最たるものが正月菜。

かろうじて雑煮分はとれましたが、その後は大きくならずに、もはや黄化。

種蒔きが11月中旬にずれ込み、時期を失した

と思いきや、

桜の木の下、コンポストの周りを見ると・・・

正月菜が青々と育っているではありませんか。

実は例年、次の年用の種をとるために、畑の周りの空き地に、花咲か爺さんよろしく、余った種をばーっと景気よくばらまくのです。

今回も、畑作業と同じ日に花咲か爺さんになった結果がコレ(^.^)

あまりの出来の違いに驚きます。

うーん、これだけあれば大丈夫。

寒波の来襲にも備え十分。

自然農法に感謝(^.^)

コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卵の殻を野菜に撒いた

2024年12月05日 | ものぐさ有機農業

畑も、冬野菜に変わりました。

例年通りの野菜を植えましたが、今年は左手が使えなかったので、土造りは省略し、夏野菜あとの畝にそのまま植えました。

また、例年、寒くなるまで待って、ギリギリで種まき、苗植えをしていました。しかし今年は、いつまでたっても気温が下がらないので、見切り発車。

その結果、虫類の猛攻撃を受け、あえなくダウン。おまけに、左手を負傷し、例年のようには、虫の捕殺ができませんでした。

ここで挽回、ダメでもともと。ため込んでいた卵の殻を撒いてみることにしました。

実は数年前、農業資材屋に、卵の殻、20㎏入りがあったので、試しに撒いたことがあります(結構なお値段でした(^^;)

あまり大したことがないなあ、というのが実感でした。

ところが最近、自前で卵殻を野菜にやると効果があるとの記事を多く見かけるようになりました。

昔、祖母が、植木鉢に卵殻を置いたり、米のとぎ汁をやったりしていたのを思い出しました。

先祖帰りですね。

自分で作れば確かです。

こうやって日光浴をさせてやれば、一日で乾きます。内側の白身がポイントです。良い肥料になります。

2か月ほど、ためました。

足で粉砕。

1㎏ほどとれました(殻に付いていた日付シールは御愛嬌(^.^)

種蒔きが遅かったほうれん草は、なんとか無事。

一方、白菜やブロッコリーは惨めな状態。

白菜は、当初植えた苗の四分の一しか残っていません。

絶えた箇所には、正月菜を撒きました。

ここまで網目になることも珍しい(などと感心(^^;)

ブロッコリーも、穴だらけ。

卵の殻は、肥料として効くだけでなく、土に潜ったヨトウムシが、夜動き出して白菜やブロッコリーに取り付こうとする際、卵殻のギザギザを嫌って近づかないとか(彼らはそんなにヤワでないと思うのですが(^^;)

こんなに惨めな大根見たことが無い(^^;

もう、寒さをものともせずに育つ正月菜に期待するより外ありませんね(^.^)

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柚子の木はちぢんだ

2024年11月28日 | ものぐさ有機農業

以前、Dr.Kさんのブログで、柚子の木の剪定が記事になっていました。

柚子の木が大きくなりすぎたので、思い切ってバッサリと剪定したとのことでした。

実は、ウチの柚子の木も、どうしたわけか、今年、枝が天に向かって勢いよく伸び始めていました。まるで、竹のようにまっすぐの枝です。

これはどうしたものか。一番大きなハシゴをかけて、危険な作業をせねばならない。それに柚子はトゲが多く、手にプスプス刺さります。これがまた猛烈に痛い(^^;

そうこうしているうちに、左手を負傷してしまい、剪定どころではなくなりました。

3か月ほどたち、左手も少しは使えるようになったので、さて、柚子は?・・・・・・・・・と、なんだこれは!!!

な、なんと、あの柚子の木が無い!

というより、柚子の木が、二分の一ほどに縮んでいるではないですか。

枝には、恐ろしいほどの数の柚子の実が。

その重みで、枝がグーーーッと曲がっています。

よく折れないものです。

見事なまでに枝がたわんで、中央にぽっかりと穴が(^.^)

  実るほど
   身をちぢめるか
     秋のゆず
                   遅生 

 

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする