遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

古九谷??それとも九谷? 色絵花鳥紋中皿

2022年10月10日 | 古陶磁ー全般

ここしばらく、九谷焼を中心に、色絵陶磁器を紹介してきました。

今回の品は、30年程前に九谷(☜ここ注目)皿として入手した物です。

径 14.0㎝、高台径 8.4㎝、高 2.4㎝。時代?

色絵で花鳥紋が描かれた皿です。

所々に虹彩もみられます。

手慣れた筆使いです。

裏模様もこなれています。

古いタイプに有りの角福銘。

これは・・・と期待されます😊

が、しかし!!(*_*)

古格が感じられません😢

表面の擦れ、小傷が無いのです。色絵陶磁器の赤釉は特に脆いので疵がつきやすく、古い品物の赤色部分には、ほとんどの場合、何がしかの疵がみられます。ところが、今回の品では、細い赤線部分ですら、顕微拡大しても無疵なのです。

どうやら、近代になって作られた古九谷風の品(九谷?皿)とするのが妥当なようです(^.^)

コメント (4)
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