著者ジル・ボルト・テイラーは脳科学者。
兄が統合失調症だったことが、脳に興味を抱くきっかけとなり、脳科学の第一線で働くようになります。
併せてNAMI(全米精神疾患同盟)にも所属し、脳について深く理解していたはずでした。
そんな彼女が、脳卒中に襲われます。
出血により左脳の機能が崩壊し、言葉や身体感覚が麻痺します。
この本がすごいのは、脳という神秘の機能のベールを内側から探っているところ。
まさに「発見(insight)」。
「物事の本質を内側から見ている」ところなのです。
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通常の生活を送っていると、どうしても左脳を多く使う傾向にあります。
この本では右脳を十分に活用することによって、より豊かな生活を送ることをすすめています。
右脳は、身体の適切な回復とも密接な関係にあります。
長期にわたって病気と付合っている場合、「もう治らないのではないか?」と考える傾向にあります。
これは左脳が優先された結果です。
意識的に右脳を活用することで、思考パターンにも変化が生まれ、自然治癒力のアップも期待できるのではないかしら?と個人的に強く感じました。
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著者が手術と8年間に及んだリハビリを通して得られた知見を余すところなく知ることができます。
すべての人が、脳卒中になる可能性を持っています。
巻末の「回復のためのオススメ」や付録の「病状評価のための10の質問」、「最も必要だった40のこと」は必見です。
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訳は竹内薫さんが担当。
とてもわかりやすく、滑らかに読み進めることができました。
「たけしのコマ大数学科」(フジテレビ系)の解説者としてメディアでも活躍されています。
私的に「99.9%猫が好き」もオススメです。

兄が統合失調症だったことが、脳に興味を抱くきっかけとなり、脳科学の第一線で働くようになります。
併せてNAMI(全米精神疾患同盟)にも所属し、脳について深く理解していたはずでした。
そんな彼女が、脳卒中に襲われます。
出血により左脳の機能が崩壊し、言葉や身体感覚が麻痺します。
この本がすごいのは、脳という神秘の機能のベールを内側から探っているところ。
まさに「発見(insight)」。
「物事の本質を内側から見ている」ところなのです。
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通常の生活を送っていると、どうしても左脳を多く使う傾向にあります。
この本では右脳を十分に活用することによって、より豊かな生活を送ることをすすめています。
右脳は、身体の適切な回復とも密接な関係にあります。
長期にわたって病気と付合っている場合、「もう治らないのではないか?」と考える傾向にあります。
これは左脳が優先された結果です。
意識的に右脳を活用することで、思考パターンにも変化が生まれ、自然治癒力のアップも期待できるのではないかしら?と個人的に強く感じました。
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著者が手術と8年間に及んだリハビリを通して得られた知見を余すところなく知ることができます。
すべての人が、脳卒中になる可能性を持っています。
巻末の「回復のためのオススメ」や付録の「病状評価のための10の質問」、「最も必要だった40のこと」は必見です。
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訳は竹内薫さんが担当。
とてもわかりやすく、滑らかに読み進めることができました。
「たけしのコマ大数学科」(フジテレビ系)の解説者としてメディアでも活躍されています。
私的に「99.9%猫が好き」もオススメです。

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