パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

1冊目

2007-04-26 01:31:30 | Weblog
○「企業バカ」渡辺仁、光文社、2005



感想:
起業してもうまくいかなかったケースを具体例を挙げて示しています。
筆者も雑誌出版社を設立して、倒産させた経験があり、生生しい体験談が書いてあります。

特に面白かったのが、筆者がのめりこんだ不動産ブローカーの話。
信託銀行を売り手に、買いサイドに立って交渉を進め、いざ手数料振込みの段階になって、
ブローカーを飛ばされ、直接信託銀行との取引に切り替えられて、結局坊主だったという話。
有象無象の不動産業界ではよくある話だと思いますが、
筆者は「宅建の資格も持っていない人間がブローカーとして間に入っては痛い目にあう」
ともうこりごりのようなことを言っています。

まあ、基本的に、不動産仲介は売り先買い先が決めればあとは必要ありません。
僕も中古マンションを買うときに、仲介業者を介しましたが、
どうせ手数料を払うのだからと、さんざん無理なお願いをしてこき使った記憶があります。

本書では、そのほかにも沢山の起業失敗の事例が載っており、勉強になる一冊でした。

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