◎31「フェルマーの最終定理」サイモンン=シン、2000、新潮社
感想:
非常におもしろかった。ガウス、ラグランジェ、オイラーなど、数学・物理・経済をかじった
人間なら公式等で聞いたことのある名前が次々に出てきました。
話はピタゴラスから始まり、ワイルズがフェルマーの最終定理を解くまで、数学史のようでありながら、
非常にドラマチックに書いてあり、どんどん読み進めることができます。
作者のシンもケンブリッジ大で素粒子物理の博士号を取るほどの
秀才でありながら、数学的なところを易しく書いており、わかりやすかったです。
また、特筆すべきは、フェルマーの定理に日本の数学者が深く関与いていることです。
というよりも、日本人の数学者がいなければしばらくフェルマーの定理は解けなかっただろうと思います。
谷山=志村予想や、岩澤理論など、日本人の名前が
ついた予想や理論が、随所で非常に重要な役割を果たします。
シンも非常に丁寧に日本人数学者を取り上げており、好感が持てます。
おすすめの一冊です。
感想:
非常におもしろかった。ガウス、ラグランジェ、オイラーなど、数学・物理・経済をかじった
人間なら公式等で聞いたことのある名前が次々に出てきました。
話はピタゴラスから始まり、ワイルズがフェルマーの最終定理を解くまで、数学史のようでありながら、
非常にドラマチックに書いてあり、どんどん読み進めることができます。
作者のシンもケンブリッジ大で素粒子物理の博士号を取るほどの
秀才でありながら、数学的なところを易しく書いており、わかりやすかったです。
また、特筆すべきは、フェルマーの定理に日本の数学者が深く関与いていることです。
というよりも、日本人の数学者がいなければしばらくフェルマーの定理は解けなかっただろうと思います。
谷山=志村予想や、岩澤理論など、日本人の名前が
ついた予想や理論が、随所で非常に重要な役割を果たします。
シンも非常に丁寧に日本人数学者を取り上げており、好感が持てます。
おすすめの一冊です。