パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

55冊目~59冊目

2008-02-08 22:17:27 | Weblog
○55「世間のウソ」日垣隆、2005、新潮新書
感想:
マスコミの一方的な報道に対して斜めから見たことを書いています。鳥インフルは大きく報道されすぎだとか、
中国の子どもの売買事件は読み解くと、地方で生まれた女の子で、
日本でも昔行われていた口減らしだとか、そういうことが書いてあります。
正直、好き嫌いが別れる作家で、僕も支持できるところとできないところがあり、
何とも言いがたい作家です。ただ、非常に頭はよく、東北大卒みたいです。

△56「航空機ファイナンスの諸問題」証券化問題研究班、関西大学政治経済研究所
感想:
プロジェクトファイナンスの手法を勉強しようと思ったが、
内容は損害保険論。タイトルと中身が違いすぎます。
この本のタイトルは「航空機損害保険の諸問題」とするべきです。

○57「戦後日本の技術形成」中岡哲郎、2002、日本経済評論社
感想:
戦後日本の技術がどのように発展してきたか、代表的な産業を中心に書いてあります。
おもしろかったのはシャープにおけるディスプレイ開発で、
電卓競争でいかに薄くしようと取り組んだのか、
RCAに技術的な未熟度を指摘されながらも、自分達で液晶の開発に取り組む姿はすごいと思いました。

○58「図解雑学飛行機の仕組み」水木新平、桜井一郎、2003、ナツメ社
感想:
図解雑学シリーズです。航空機の制御のことが非常にわかりやすく、良書です。

○59「企画は1行」野地秩嘉、2006、光文社新書
感想:
最初から、トヨタの張会長が出てきており、すごいと思いました。
また、川渕チェアマンや、屋台のタコやなど、サントリーのマカを売り出した女性(斉藤茂吉の孫)などの、
苦労話や体験からどのような企画を作って成功させてきたのかが、対談形式で書いてあります。
少々強引なところもありますが、読み物としては大変おもしろいと思います。


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