主税日記 - 藤本主税公式ブログ

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プロフェッショナル 仕事の流儀

2012年05月24日 | Weblog
先日のNHKで放送された、プロフェッショナル 仕事の流儀で、岡田さんの中国チームでの苦悩が描かれた番組を見ました。

スゴく興味のある内容で心に響きました。

俺も埼玉の川口市と熊本市で主税塾というサッカースクールをやっていて、その時に一番心掛けているのは、基本の徹底と、子供達に答えを言わない(伝えない)ということです。

岡田さんも同じことを言っていました。

サッカーは自分自身で考え、自由に判断してプレーすることが大事。選手に考えさせて、判断できるように促して行く。

大人(プロ)になればなるほど、これはなかなか時間のかかることで、ある程度選手として出来上がっている状態から、考え、判断できる選手に導くのは、想像以上に忍耐と努力が必要だと思います。

俺は子供達を相手にやろうとしているので、成長が目に見えて分かる程だし、やっぱり子供の方が吸収は早いと感じます。

ロジカルコミュニケーションスキルといって、論理的に物事を考えさせ、自分自身で考え、相手にも上手く伝えることができる、人としてスゴく大切な部分だと感じています。

主税塾でも、そのサポート役を、コーチにやって貰えるようにいつも言っています。

そこはパスだろ!とか、何でドリブルで仕掛けないんだ!シュートだろ!など、コーチが答えを伝えるのではなく、どうしてその判断をしたのかを選手の口から聞き、まずはその判断も尊重しつつ、こういう選択もあったんじゃないかなと、一緒に考え、良い方向に導く、これって言葉では簡単ですが、非常に根気のいる作業なんです。

でも、この積み重ねが子供(選手)の判断能力を育て、自分自身で考え、行動することの自信に繋がっていくんだと思います。

サッカーはコンピューターがやるものではなく、人がやるもの。同じ場面ってほとんどないんです。この時はこれ!ってプレーの選択をコーチがして、答えとして、いくら言っても、選手の頭の中にはほとんど残りません。

数ある選択肢の中から、選手自身が判断して考えれるように導く事が、指導者に求められるスキルなんじゃないかなと思います。

選手目線からしても、監督やコーチがこういう風に言っていたからと、自分の判断ではなく、第三者からの答えをそのままプレーに放り込んでも、その時は上手くいったとしても、長い目で見た時、プレーの確率としては、決して良いものにはならないと思います。

これは育児にも通ずる部分だなと。

何でこんなことをするの!ダメでしょ!と頭ごなしに言うよりも、どうしてそういう事をしたのか、それをすればどうなるのか、子供に考えさせて、判断させるという事が大切だと思います。

今の自分とリンクする事が多く、ホントに興味深い内容でした。

皆さんはどう感じたでしょうか?


川口の主税塾も、金曜日クラスを来月からスタートする予定です。興味のある方は是非ご参加ください。

熊本校もまだまだ体験参加受け付けてますので、宜しくお願いします。

chikara