本日は晴天なり

誰しも人生「毎日が晴天なり」とは行かないものです。「本日は晴天なり。明日はわからないけどね」という気持ちを込めました。

二日酔いにウニ

2006年03月07日 10時26分26秒 | 海外事情
違う国の人と話すことの面白さの一つには、習慣や考え方の違いが新鮮に感じられる、ということがあると思います。
日本人という民族は結構細部にこだわるし、テレビなんかでこれがいい、とかいうとみんなでそれを信じ込んで思い決めるような傾向があったりするので、外国の人からうちの国では全く違うことをするとか、そんな細かいことにはこだわらない、とか聞くと、なるほど、それでも生きて行けるもんなんだな、とか、日本で信じられていることって本当に真実なんだろうか?とか、時々目が覚めるような感覚を覚えることがあります。

昨日スペイン語の先生とランチにお寿司を食べていて、チリでは魚がとっても安いのだ、という話しになりました。チリは海に面して長い国なので、魚介類が豊富に取れるようです。北部だったら主にアジ、たら、かつお、その他もろもろ、南の方の海では特にサケが多く取れるそうで、日本の漁船もサケを獲りにその辺りまで来るのだとか。チリでは漁から上がった魚をその場ですぐ買うことができるのだそうですが、したがって切り身という売り方は存在せず、1匹単位で買うこともないそうです。家族の多い家が多いから、それでもいいのでしょう。

ホヤ貝もよく獲れるのだそうですが、30センチもあるような大きな岩にいくつも貝がついていて、それが一つの単位なんだそうです。日本の魚屋で売られているようなのは、その岩からはがしたものを一つずつ売っている、ということになるようです。
さらにウニも、非常に安いので一般市民が普段からよく口にする食材のようです。
どれくらいポピュラーかというと、なんと二日酔いの朝に、ウニのカクテル(!)をつくって、それを飲むと二日酔いに効く、と言われてよく飲まれるというのだから驚くじゃありませんか。なんでウニが二日酔いに効くのであろうか?、と不思議に思いますが、日本では(少なくとも関東近県では)ウニが朝から庶民の家の食卓に出てくるようなことはまずないと思いますので、確かめようもありません。

二日酔いにウニのカクテル.... 
「日本の迎え酒と同じよ」と彼女は軽く言っていましたが、なんだか納得できるような、できないような....

日本での高級食材がチリでは一般庶民の食べ物なのかあ、というショックも相まって、やっぱりこういう価値観の逆転みたいなのって、面白いなあと思う私でありました。

ああ、ついでに付け足しますと、チリでは、漁獲量を保つため、卵を持つ魚は捕獲しないのだそうです。チリの人からは、日本人は、「将来魚になる卵までも強欲に獲って食べる野蛮人」ということになっているらしいのです。なるほど、そう言われればそうか、とは思うのですが、数の子、タラコ、イクラなど、卵好きの私には耳の痛い話でありました。





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1 コメント

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Unknown (katuo)
2006-03-08 00:08:39
こんどあちきが

二日酔いの時に

ウニのカクテル作ってポルファボール。

!(^^)!
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