本日は晴天なり

誰しも人生「毎日が晴天なり」とは行かないものです。「本日は晴天なり。明日はわからないけどね」という気持ちを込めました。

音楽についてのひとりごと

2008年03月07日 15時20分48秒 | Weblog
日本人はマジメで一生懸命なとこがいいとこだけど、
ときどきとっても窮屈
規則に忠実すぎて、つまんない、と思うことがしばしばある。

一般社会だけかと思ったら、
音楽の世界でも、結構完璧主義が横行してる
もちろん人前で聞かせるには、
ちゃんとしたテクニックが必須ではあると思うけど
きっちりきっちり正確に
ちょっとのズレも許しません

そんな演奏はあんまり魅力的じゃない気がする
一分のスキもない正確さを求めるんだったら、
機械に全部覚えさせればいいんだもの
打ち込みの音楽にあまり温かみと魅力を感じないのは
私だけじゃないと思うのだけど

ちょっとしたミスに気を取られるよりも、
それ以外のところに表現されるものの方が大事じゃないかしら
人間なんだもの、その人の経験してきたものや、世界観
その人にしか表現できない美しいもの 官能
観客はそういうものは聞きたいのじゃないかしら

私はテクニックを越えた人間らしいところに芸術の価値があると思っている

荒川静香ちゃんがオリンピックで優勝したときに感動的だったのは、
フィギュアスケートは芸術的な要素があるところが素晴らしい、と信じる彼女が、スピンは何回廻らないと技術点が上に行かない、とかいう自分の信条と合わない厳しい条件に苦しみながらも、高得点にはならないイナ・バウアーを美しく観客に印象付けて、完全に自分の世界を作り出したところだと思うんだけどな。

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