光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津の熊谷草群生地・田川の里②-エビネ、花イカダ等の山野草

2022年05月06日 | 日記

  4/23友人とツレの3人で、木更津市の田川の里を訪ねクマガイソウ(熊谷草)の群生地を撮影して来ました。ここにはクマガイソウの他色々な山野草が咲いており、まるで自然植物苑の様です。入場には保存協力金が1人300円必要ですが、これだけの山野草を管理するには当然資金も、労力も必要ですし、この程度の協力金で良いのか?かえって恐縮してしまいます。

 クマガイソウの群生地近くには、エビネが沢山見られました。エビネは地上性のランと言われ、ラン科エビネ属の多年草。群生して咲いていますが、所どころにスポットライトの様な日が射しこみとても綺麗です。現在は絶滅危惧種に指定されています。

    

 エビネは、その名の由来になったエビの様な太くて節のある根を持ち、大きな葉っぱを茂らせます。春になるとその間から30~40㎝の茎が生え、茎先から沢山の花を咲かせます。花言葉は、落ちついた花の色から、『誠実』『謙虚な恋』だそうです。





 エビネには沢山の種類がありますが、ここには黄エビネも咲いていました。黄エビネは九州、四国、山口県等に自生する、大きな黄色い花を咲かせるエビネ。学名は「シーボルディ」江戸時代の著名なドイツ人医師・シーボルトにちなんで名付けられました。またオレンジ色のツツジも満開。この側にはウラシマソウの姿も見えます。



 次は一輪草です。この野草も群生していましたが、UPで撮ったカットが良かったのでこれを載せました。





  花イカダは変わった山野草ですね。葉っぱの上に花が咲くのが特徴です。先程ツツジと一緒に写っていたウラシマソウも、クマガイソウ近くに4~5輪見る事が出来ました。長いツルが、浦島太郎の釣り竿からのびる釣り糸を連想させることから、ウラシマソウと呼ばれるとの由。





  田川の里を一周してクマガイソウ群生地に戻ってきました。クマガイソウに午後からの木洩れ日が当たってとても綺麗。クマガイソウは、膨らんだ唇弁が源平合戦の熊谷直実が背中に背負った母衣に似ている事から、クマガイソウと名付けられたと言われています。



  これでクマガイソウ群生地の探訪を終わり帰宅しました。受付の所で、彫りたてのタケノコが1本300円で売っていました。3本買って家で食べましたが、えぐみの無い美味しいタケノコでした。タケノコだけ買いにもう一度行って見ようかと思わせる程美味しかったです。



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