光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

古民家に週末ステイする人との出会い-木更津市下郡

2024年09月25日 | 日記

 築90年という下郡郵便局旧局舎の写真を撮影し、後方も撮ろうと建物に沿って続いている細い道に入りました。そこで局舎の後ろ側のカット(上の写真)を撮影出来たのですが、その道の草刈りをしている方がいたので、話しを聞いてみました。

その方によるとこの草刈りをしている道は以前は街道だったとの由。少し先の県道長浦上総線はまだなくて、この細い道が主要地方街道だったようです。この道は途中で右に折れて小櫃川に至ります。この川には現在下郡橋という昭和40年(1965年)3月竣工のレトロな橋が架かっています。

 しかし昔は橋はなく、渡し船だったそうです。小櫃川は明治の初めまで、渡し船によって住民の往来、物資の運搬が行われ不便に悩まされていました。

 さらにこの方はこの道の突き当たりの古民家に週末だけ杉並区から来て田舎暮らしを楽しんでいるうらやましい人です。ここは以前御両親が生活していた古民家で江戸時代のものだそうです。今は御両親も亡くなって空き家になっているのですが、この方が管理と田舎暮らしを満喫しているようです。

 「せっかく来たのだから家の中も見て行きなさい」と言う言葉に甘えて家の中を見せていただきました。

 玄関の前には名前はわからないのですが、綺麗な植物がありました。

 レトロな家の中を案内していただきました。

 広くて重厚な居間や客間です。昔は屋根が茅葺きだったので、部屋で囲炉裏(いろり)を使っていたそうです。その為全体的に煤で黒ずんでいました。また屋根裏でお蚕様(おかいこさま)も飼っていたそうです。

 暫く家の中を見学して帰りました。「週末は大抵ここで生活をしているのから、また来てください」言ってもらったので、本日撮影した写真をもって来訪しようと思います。



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