先月末頃から気になっていたのですが、袖ケ浦公園やひらおかの里農村公園に行く途中、田んぼの中に白い円筒形の物が綺麗に整列して置かれています。ツレとあれは何だろうと言いながら写真を撮っていました。結構フォトジェニックな光景です。
この円筒形の物の側では、コンバインが稲を刈っていました。
調べて見るとこの白い円筒形の物は、稲発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ)で牛の飼料。食用米の減少によって空いた水田を活用し飼料用の稲を生産、それを加工して高くなる一方の外国産にかわる画期的な飼料です。
この稲発酵粗飼料(稲WCS)は農家が育苗、移植から収穫前までの管理を行い、収穫期を迎えると「袖ヶ浦WCS生産利用組合」が専用の機械を使って収穫からラッピングまでを行います。
白くラッピングされた稲WCSは約2ヶ月間の乳酸発酵を経て、乳牛の飼料として市内の酪農家で利用されます。農業も工夫し発展しているのです。この白い稲WCSのそばを通るたびに、感心する今日この頃です。