5/10(火)早朝ツレと長須賀地区を再訪し、4/13に観察したセイタカシギのその後を撮影して来ました。前回行った時には湖面を飛ぶツバメは殆どいませんでしたが、今回は沢山のツバメが低空を飛翔して餌を獲っていました。ツバメは恐ろしく速くて中々ファインダーに入りません。置きピンにして飛行する場所を予想し、やっとそれらしいカットが撮れました。
前回来た時にはヨシキリやオオヨシキリの鳴き声は全然聞こえませんでしたが、今度はうるさい位鳴いていました。ただ鳴き声だけで姿は見えません。忍者の様な鳥です。そういえばその鳴き声からオオヨシキリは、行行子(ぎょうぎょうし)とも呼ばれ、小林一茶も「ぎょうぎょうし 口から先に生まれたか」と詠んでいます。
長須賀に着いたのは午前5時半頃。この日の日の出は4時39分ですが、まだ薄暗く野鳥もほとんど見当たりません。暫くすると内房線線路側の蓮田池に、セイタカシギの姿が見えてきました。
最初は2~3羽しかいないのかと思ったのですが、あちこちから飛んできて10羽程になりました。しきりに餌を捜しています。
セイタカシギはチドリ目セイタカシギ科に分類される鳥で、背が高く足が長いのが特徴です。湿地や干潟、水田に生息し繁殖期はツガイで過ごします。繁殖期間は4~6月で、水辺の見晴らしの良い所に卵を生み、雄雌が共同で抱卵をするそうです。
踏切の警笛が鳴り久留里線の車輛が、木更津駅に向かって走行して行きました。まだ時間が早いので、乗客は殆ど乗っていません。蓮田池には黒いバンも元気に泳いでいました。またセイタカシギが抱卵している姿を捜したのですが、見つけられませんでした。去年は5/10には抱卵している所を撮影していますが、今年は遅くなりそうです。