Chiakiの徒然日記

再編集版・「日本一長く服役した男」

昨日の夕方に放送された「日本一長く服役した男」。
前に放送されたときは27分だったのに、今回は45分ということで、どういう風になるのだろう?と思いながら見た。
約2倍の量。
「こういうシーン、あったっけ?」と思うようなところが、全て追加されたのだろうな。

思いつくままに書き連ねていくと…。
・元受刑者の生い立ち。
・被害女性の娘さんからの手紙。
・新型コロナの緊急事態宣言明け以降の取材。

あとはちょこちょこと追加されているところがあった模様。

さすが、ドキュメンタリーだけあって編集うまいね。
あったらそれだけ理解が深まるけど、なくても十分に伝わる内容だったと思う。

以下、9月12日の記事より再掲(。

令和元年秋、無期懲役の判決を受けて服役していた人物が仮釈放となった。
服役期間、実に61年!!
おそらく仮釈放までの年月としては、(現時点では)最長だろうのこと。

仮釈放までには様々な条件があるそうで、その条件が整わなかったため、なかなか仮釈放が認められなかったとのこと。
しかも、服役している間に、地下鉄サリン事件等の凶悪事件も起き、有期刑の上限が引き上げられた。
そのため、無期刑の仮釈放までの期間も引き上げられた…ということだった。

仮釈放されたこの人は、民間の施設に入った。
80代ではあるが、身の回りのことは全部自分で出来る。
昭和の時代から一気に令和の時代にタイムスリップしたような感覚だろうなと思いながら見ていた。
施設の人は、刑務官みたいに押さえつけるようなことはない。
自分よりも遥かに年下というのもあるだろうけど、「ちょっとコレは…」と思う面も出てきたのは、ある意味当然だったのかな?
「まだ刑は終わっていないんだよ!」
という施設の人の言葉に重みを感じた。
そうか、無期懲役の人は仮釈放されても、刑が終わったわけじゃないんだ。
そのことをイマイチ分かっていない様子だったが、年齢を考えると仕方がないのかな。
仮釈放→出所→晴れて放免くらいの認識だったのかもしれない。

誰かが言っていた「長く塀の中にいすぎたのかもしれない」という言葉が重く響いた。
刑務官ほど厳しくない施設のスタッフ。
自分を「80代のおじいさん」として扱う外の人。
ギャップに戸惑うのは当然のことだし、どのように振る舞えばいいのか混乱するのも当たり前だろうな。
服役期間に対して、色々と考えさせられた。

この印象は9月と現在とで全く変わっていない。
6月に取材に行った際に、「被害者に対して思うところは、よく分からない」と言っていた元受刑者。
もしかしたら、この時点ですでに体調が思わしくなく、自分の身体のことで精一杯だったのかな?と感じた。
そして9月に他界。
前に放送されたときには、亡くなった日は詳細に伝えられたが(字幕だったけど)、
仮釈放された日は「秋」とぼかしてあったので、仮釈放から1年弱と思っていたのだが、
実際にはほぼ丸一年(一年とほんの数日)だったとのこと。

当然というか、臨終のシーンも、火葬されたシーンも全て追加取材。
おそらく、仮釈放から1年後とかの取材も予定していたんだろうけど、それは叶わず。

改めて、無期懲役という無期限の刑のあり方について考えさせられた。
刑務所に入った年齢にもよるだろうけど、この人の場合、せめて「高齢者」と呼ばれる年齢になったあたりで仮釈放されていたら…、と思う面もある。
施設に戻れたとはいえ、あの状況で亡くなって、あの人は幸せだっただろうか?
刑務所の中で死を迎えるのと、どちらがあの人にとって幸せだったのだろうと考え込んでしまった。

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