やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

国際外科医学博物館のお話。

2010年06月08日 | Chicago!
 前からちょっと気になっていた「国際外科医学博物館」。今日やっと行ってきました。


まずは1階、19世紀の薬局の様子デス。
 
 
 錠剤を作るにはグラインダーで薬を粉々にし、水を加えてこれ↓で伸ばします

 そしてこの道具で適当な大きさに切り

 飲める様に味付け(?)してピルケースに入れて出来上がり。


 欧米の医学の歴史のコーナーでは、ビックリする様な歴史が沢山
人体の解剖はカトリックの教えに背くので、治療方法を探す為に「人殺しが、自分の殺した死体を医者に売った」「人を誘拐して解剖した」
昔から戦場は外科医のトレーニングの舞台だった

 ”Iron Lung"(「鉄の肺」)のコーナー

 1940~50年代大流行のポリオの患者が呼吸困難になった時に、この中のベッドに寝て治療を受けたそうです(今のMRIの機械みたいなベッド)。

 
 
 「日本の医学の殿堂」コーナーでは華岡青洲(ともう一人・・・お名前失念)が。

 華岡青洲は欧米より40年も早く、1804年に全身麻酔を使う事に成功したそうです。青洲の母親と奥さんが進んで麻酔の実験台になったそうですが(その絵でしょうな↑)後でWikipediaで調べたところ、母親は実験の犠牲になって亡くなり、奥さんは失明してしまったそうな・・・。
 
 「ラテンアメリカ」コーナー。これが一番凄いデスよ。むか~しむかし、頭蓋骨に穴を開けて精神病・てんかん・盲目などの治療をしたそうなんです。穴の空いた頭蓋骨が幾つか展示されていました ちょーっとそゆの苦手なChewie、写真は撮らずにその場を失礼しました 

 ちなみに、頭蓋骨に穴を開ける治療中、患者は医者と話が出来た(麻酔もないしね)そうです・・・そして骨が伸びてまた元通り~~めでたしめでたし。だったそうな・・・。
 フランスのとある医者は、一人の患者に2ヶ月の間に52ヵ所穴を開けたそうデスよ!!

 次。昔のレントゲン機械。
 すいません、この辺に辿り着いた頃にはおなかが空いて、早く帰りたい感じだったので、説明書きも何も読んでおりません。

 看護婦さんコーナー
  

 他にも展示物は沢山あって、中々興味深い博物館でした。行って良かった。そして、多分皆さんも思ったと思いますが、今の時代に生まれて本当に良かった(笑)麻酔無しに頭蓋骨に穴なんて開けられた日には・・・・・・考えただけでゾッとしますね。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ねおこ)
2010-06-09 23:39:16
昔の薬局見てみたいかも♪
私も頭蓋骨セクションは失礼させていただきたいと思いますが。。
でも今の医療もすごいよ~
切り取った頭蓋骨を腐らせないためにお腹の中に縫い込んで、脳みその腫れ(?)が引いたらまた取り出して元の場所に設置して元通りとか。
おもしろ/おそろしぃ世界デス。元気に行きませうw
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Unknown (Chewie)
2010-06-10 03:42:29
ねおこちゃん

 ひえ~~~ 凄いね、その話。そんな目に遭わずに人生全うしたいネ
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Unknown (くみ)
2010-06-10 12:54:37
そうそう!
ペルーいったとき頭蓋骨に手術後のある
頭部みたよ!!
すごいよね~。
ペルーでは麻酔もちゃんとやっていたって確か言ってた。これまたすごいよね。
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Unknown (Chewie)
2010-06-10 22:49:30
くみちゃん

 しかし本当に頭蓋骨に穴を開けて治療出来たのかね 

 ペルーで見たのは結構新しい頭蓋骨だったのかな? 一応我らがニッポン、華岡センセイが世界初の麻酔手術をしたって事になってるみたいなんだけど。インカ帝国でも麻酔を使ったって言われているけど実例の記録がないんだって(←これはWikipediaのinfoなので、間違ってるかもねw)。いやはや、当時の麻酔ってどの位効果があったんだろうwちょっと怖い。

 
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