私の日記帳

◆◇ベランダの多肉植物栽培日記◇◆
      &
◆◇読了した本の備忘録◇◆

新装版『逃亡』 吉村昭 文春文庫

2018-08-25 | 読書日記
昭和19年、当時19歳の少年は、過酷な軍隊生活に身を置いていた。
ある日、外出して終電を逃してしまった彼は、
厳しい隊内制裁が待っていることに怯えていた。
そんな彼に近づいてきた優しげな人物が、彼の運命を大きく変える。

戦争という巨大な負のエネルギーに巻き込まれ、
終戦まで続く少年の逃亡は、読者の私まで読んでいてハラハラします。

だんだんと戦後生まれの人間が増えていくこの日本で、
戦争が支配する世界がどんなに恐ろしいものかを、
吉村昭氏は、その小説によってたくさん教えてくださいます。



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『漂砂のうたう』 木内昇 集英社

2018-08-24 | 読書日記
第144回直木賞受賞作品です。
木内昇さんの作品は、過去に「茗荷谷の猫」を読みましたので、これで2作目です。

時代が明治10年、場所が根津遊廓。
読み始めは、遊郭で使われている知らない言葉が多くて、
若干ややこしく感じましたが、
読みなれてくると、次第にこの本の世界に浸ってしまいました。

とても面白かったです。


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チランジア カピタータが咲きました

2018-08-23 | チランジア
カピタータ

先日から葉が赤くなってきたと思っていたら、花芽が出てきました。
あまりちゃんと育ててなかったので、
花芽が二つでちょっと寂しいかも・・。
でも、近いうちにどこからか子株が出てくるのね。

チランジアは世代交代激しくて、ちょっと切なくなったりします。





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新装版『海も暮れきる』 吉村昭  講談社文庫

2018-08-22 | 読書日記
自由律の作風で知られる、漂泊の俳人尾崎放哉の晩年を描いたものです。
エリート会社員であったものの、酒癖が悪くて職を失い、妻とも別れ、
体を悪くして最後に辿りついたのが、小豆島。

しかしそこでも酒癖が悪いのは相変わらずで、
性格もプライドばかりが高くて、本当にやきもきさせられます。

でも、体が病に蝕まれ、日に日に弱っていく様は、
涙なしには読めませんでした。



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ダイソーのチランジアを買いました

2018-08-14 | チランジア


ダイソーから1個だけ救出してきました。
オアクサカーナの名札の付いたコです。
葉っぱが私の好みだったので。
大きくなるかな。



オアクサカーナの名札だったけど、ヴェリッキアナかもしれません。
プラ板で作った名札に、両方書いておきました。
お花が咲いたら、正体がわかるかな。
ワイヤーでくるっと巻きつけて飾りました。


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