私の日記帳

◆◇ベランダの多肉植物栽培日記◇◆
      &
◆◇読了した本の備忘録◇◆

新装版『海も暮れきる』 吉村昭  講談社文庫

2018-08-22 | 読書日記
自由律の作風で知られる、漂泊の俳人尾崎放哉の晩年を描いたものです。
エリート会社員であったものの、酒癖が悪くて職を失い、妻とも別れ、
体を悪くして最後に辿りついたのが、小豆島。

しかしそこでも酒癖が悪いのは相変わらずで、
性格もプライドばかりが高くて、本当にやきもきさせられます。

でも、体が病に蝕まれ、日に日に弱っていく様は、
涙なしには読めませんでした。



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