私の日記帳

◆◇ベランダの多肉植物栽培日記◇◆
      &
◆◇読了した本の備忘録◇◆

癒しのエケベリアたち

2017-09-24 | エケベリア属
自分で交配したエケベリアたちを寄せ集めて置きました。
群生になったのや、寄せ植えにしたのやら。

サボテンは、1年前にダイソーから連れて帰ったコ。
一回り以上成長しました。
そのうちお花が咲くようになるかしら?
サボテンはこのコだけなので、楽しみにしています。


『神かくし』 南木佳士 文藝春秋

2017-09-24 | 読書日記
ほぼ3年ぶりに南木佳士さんの本を読みました。
短編集で、なにげない日常の出来事が小説として出来上がっている感じです。
おすすめは、やはり表題の「神かくし」です。

南木さんの本を読むといつも思うのですが、
自然描写があまりにも素晴らしすぎて、
読んでいる自分も、本当に信州の山の中にいるような気持ちになります。

それに、登場人物の描写も素晴らしく、
特に老人の描写がリアルすぎて、
まるで映画を観ているような感覚になります。
心理描写も然りです。

只今メセンの根出し中

2017-09-18 | リトープス
夏の間にちょこちょこ水やりをしても、
どうしてもシワシワになってしまう、うちのリトープスたち。
新しい根を出させて、元気にしてあげます。

コノフィツムも株分けしたり、挿し木をしたり、
9月はメセンのお世話が忙しいです。

2週間後には、発根しているかな?
新しい根っこを見るのが楽しみです。



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『共喰い』 田中慎弥 集英社

2017-09-03 | 読書日記
5年ほど前の芥川賞受賞作品。
いろいろ話題になった作品ですね。
今更ですが、読んでみました。

まぁ、読みやすい。
ストーリーも分かりやすい。
人物描写もお上手。

だけど、私の心には届かなかったみたい。
昭和63年の設定なので、今みたいにDVDVと騒いだ時代ではないのでね。
仁子さんが、しょうもない強姦オヤジを殺して正解としか。
主人公の遠馬くんは、この強姦オヤジの血をひいて、一生苦しむのかな。

もう一話、掲載されていますが、
ちょっと釣りには疎いので、よくわからない的な・・。
でも、ストーリーは分かりやすかったです。

『高熱隧道』 吉村 昭 新潮文庫

2017-09-03 | 読書日記
昭和15年、300余名の犠牲者を出して完工した、黒部第三発電所。
大自然の猛威の中、そして岩盤最高温度165度という高熱地帯で難工事に挑む技師と人夫たち。

ホウ雪崩というのは、これを読んで初めて知りました。

高い賃金を貰えるとはいえ、命がけで働く人夫たち。
どんな犠牲を払っても、貫通させたい技師。
上にたつ人間と、道具として使われる人間。
犠牲者を出した責任感から、自ら雪山に入って自殺する技師も。
難工事の詳細と、細かい心理描写。

黒部には行ったことがありませんが、
この本を読んで良かったと思います。

『ピリオド』 乃南 アサ 双葉文庫

2017-09-03 | 読書日記
前回に引き続き、乃南アサさんの本を読みました。
長編です。

事件は起こるけれども、特にミステリーというわけでもない。
中心となるのは、主人公の女性と、彼女の生活に踏み込んでくる兄の家族たちのお話。
女性の心理描写多め。

なんとなくとらえどころがわからなくて、私には少し苦手な部類の小説でした。
乃南アサさんの小説は、あまり好きではないかな。
今、「ウツボカズラの夢」をドラマで放映していますが、
原作は読まなくていいと思いました。