私の日記帳

◆◇ベランダの多肉植物栽培日記◇◆
      &
◆◇読了した本の備忘録◇◆

『弦と響』 小池昌代 光文社

2018-08-09 | 読書日記
長年活動してきた弦楽四重奏団のメンバーたちの、
それぞれの人間模様が描かれていて読みやすくて面白い。
解散コンサートも少しドキドキします。

弦楽四重奏団というと、以前「カルテット」というドラマがありましたね。
コンサートに行ってみたい気になります。

『白い部屋で月の歌を』 朱川 湊人  角川ホラー文庫

2018-08-08 | 読書日記
表題の作品と、鉄柱(クロガネノミハシラ)の2話が収められています。

「白い部屋で月の歌を」は想像力を駆使して読まねばなりません。
主人公のジュンとはいったい・・。

「鉄柱」は霊が出てくるわけではないですが、怖いです。
もしかしたら、日本にはこんな町があるかもしれない・・。

『赤と黒 (上)(下)』 スタンダール 新潮文庫 

2018-08-07 | 読書日記
読書はしていたものの、随分更新をサボってしまいました。
読んだのは随分前ですが、本日から順に書いていこうと思います。

主人公はジュリヤンという若い男性。
見た目は素敵らしいが、性格は気位が高くとても面倒くさい。
百姓の子だけれど、記憶力が良くラテン語に長けて頭も良い。
父親と兄弟には、いつも殴られたりいじめられたりしている。
出世欲がとても強い。

そんな彼が家庭教師として雇われた先の、レーナル夫人と恋をする。
これがまた、ジュリヤンの面倒くさい性格のために、
すったもんだの恋である。

レーナル夫人と別れてパリに行くことになった彼は、
気位の高い令嬢マチルドに興味を抱かれ、
すったもんだの末、結婚することになるが・・。

別にあらすじを書くつもりはなくて、
とにかく、この、すったもんだの中身が重要になってくるわけです。

時代背景を探ることや当時の貴族の様子なども面白いです。