私の日記帳

◆◇ベランダの多肉植物栽培日記◇◆
      &
◆◇読了した本の備忘録◇◆

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『総員起シ』吉村昭 文春文庫

2019-04-30 | 読書日記
吉村昭氏が取材して書き上げた、
戦争の悲惨さを物語る小説5篇が収められています。

どのお話も衝撃的で、
令和の時代を迎えようとしてお祭り騒ぎになっている今の日本が、
過去にこんな悲惨な過去を持っているとは、驚くべきことだと思います。

戦争の悲劇を繰り返さないために、
たくさんの人に読んで欲しい小説です。

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『長いお別れ』中島 京子 文春文庫

2019-04-29 | 読書日記
中島京子さんの本を読むのは、
もう8年も前に「小さいおうち」を読んで以来のことです。
「小さいおうち」の映画は、最近になってHuluでようやく観ました。

この「長いお別れ」も5月に映画が公開されるそうです。
観に行くかどうかわかりませんが、楽しみです。

このお話は、認知症になった父親とその家族を描いたものです。
ですから、内容はもちろんシビアなものには違いないのですが、
明るく、ユーモラスにさえ感じられる文章で書かれていて、
認知症介護で思い浮かべる、暗い感じはあまりありません。

同じように認知症を描いたもので、「恍惚の人」も前に読みましたが、
時代が変わって介護も随分変わったものだと感じます。

この小説の家族構成は比較的恵まれていると思うので、
全体にあたたかい雰囲気が伝わってきます。
実際、介護とはそんな甘いものではないという読者もいらっしゃると思いますが、
小説という架空の物語なので、それは仕方がないですね。

認知症ではありませんが、昨年母親を亡くしたこともあり、
ラストでは、小説を読んでいて久々に涙が出ました。

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『過ぎ去りし王国の城』宮部みゆき 角川文庫

2019-04-18 | 読書日記
宮部みゆきさんの本を読むのは4作目。
今までは短編集しか読んでなかったので、長編は初めてです。

中学生の子たちが、お城の絵の中の世界に入っていくという冒険小説ですが、
虐待やいじめなど今の子どもたちを取り巻く問題も織り交ぜられています。

最初は文章のテンポも良くて面白く読んでいたのですが、
だんだんと時を超えて世界がたくさんあるような話になってきて、
少しややこしいことになってしまいました。

登場人物の女の子に共感できないし、う~ん、あとちょっとかな・・。


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『犯罪小説集』吉田修一 角川文庫

2019-04-18 | 読書日記
吉田修一さんの本を読むのは初めてです。
5話からなる短編集。
今年秋に公開の映画の原作のようです。

私が面白いと思ったのは、
「青田Y字路」と「万屋善次郎」でした。
映画もこの2作が原作となるようなので、
映画を観に行くかどうかは分かりませんが、どのような作品になるのか楽しみです。

「万屋善次郎」は、私の記憶にも新しい実際にあった事件が連想されました。
他の作品も、実際の事件が元になっているのかもしれません。

次は映画化された「悪人」を読みたいと思います。


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『塩狩峠』三浦綾子  新潮文庫

2019-04-17 | 読書日記
ブックオフのお勧めの棚に置かれていたので、買って読んでみました。

私はキリスト信者ではないので、
自分の信仰を優先して我が子を置いて家を出た、母親の気持ちは分かりかねます。
そして、犠牲の死がどうのという議論にも加わる気はありません。

でも、物語としてはとても良い作品だと思います。
感動した、というよりも、私は残されたふじ子さんがかわいそうでした。



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『処女連祷』有吉佐和子 集英社文庫

2019-04-17 | 読書日記
1957年に発表されたこの作品。
終戦直後の女子大を卒業した適齢期の女性たちの姿が描かれていて、
興味深く読みました。

単なる物語ではなく、
サスペンスめいた内容が盛り込まれていて面白かったです。

古い作品ではありますが、
生き生きとした女性の姿は今も昔も変わらず、
古さを感じさせない良い作品だと思いました。


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『更紗夫人』有吉佐和子  集英社文庫

2019-04-14 | 読書日記
更紗染めに魅せられた美しい未亡人の愛と、
人間として強く成長していく過程を描く物語。

この作品が発表されたのは1962年ですが、
ほとんど古さを感じられませんでした。

実は更紗というのがいまいちよく分からないのですが、
良い作品だと思いました。


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『父からの手紙』小杉健治  光文社文庫

2019-04-13 | 読書日記
家族愛が感動を巻き起こすサスペンス。

父親の選んだ選択に、賛否両論ありそうだけど、
小説としては面白かったです。

私的には、家族の前から消えたりしないで、
家の経済状況もちゃんと子どもたちに伝えて、
なんとか家族で乗り切って欲しかったです。



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『沈黙のパレード』東野圭吾  文藝春秋 

2019-02-13 | 読書日記
すごく久しぶりに東野圭吾さんの本を読みました。
そして、ガリレオシリーズを読むのは初めてです。

ガリレオシリーズを読むのは初めてなのに、
湯川教授の登場シーンでは、どうしても脳裏に福山雅治さんが浮かんできます。
恐るべし、テレビの影響力。

小説としては、普通に楽しめる作品だったと思います。
ただ、サスペンスなのでどうしても感動は残らない。

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」みたいな作品の方が好きです。


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『フーガはユーガ』 伊坂幸太郎 実業之日本社

2019-01-30 | 読書日記
伊坂幸太郎さんの本を読むのはこれで7冊目です。
年始の新聞に、伊坂さんのインタビューが載っていて、
なんとなく読んでみたくなりました。

ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、
酷い目にあいながら成長した双子が、
心優しくて勇気ある大人になって良かったと思いました。

フィクションとして普通に楽しめる作品でしたが、
昨今の虐待のニュースを見るたびに、心が痛みます。


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