元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

長寿を国民皆で喜ぶ仕組み

2008-04-16 22:27:06 | 健康
「まるで、おば捨山だ!」
「少ない年金から、どうして!?!?」
朝のニュースでは 銀行に並び、通帳残高を見る後期高齢者さん達・・・・

“おば捨て山”と聞いて、ふと去年見た映画「シッコ」を思い出しました。
映画の中で、支払い能力のない高齢者の女性が 病院からタクシーに乗せられ、公共支援施設の前に置かれるシーンがあります。
実話で実際の映像です。
この映画を見たキッカケは メタボ健診(特定健診)&特定健康指導や後期高齢者医療制度など・・・どんどん日本も変わって行くんだ・・・
そして、その先の事が この映画で分かるかな?と思ったからです。
アメリカほど酷くないでしょうけどね・・・
そうならない事を願っていますが・・・・・

約20年前、アメリカスポーツ医学会の資格をとりました。
そのガイドラインは その時アメリカで使用されていたもので、現在、日本で行われ始めた「メタボ健診(特定健診)&特定健康指導」の内容でした。
血液検査のデータや健康評価基準、メタボリックシンドローム(代謝性症候群)を見極めて、冠動脈疾患予防運動の指導方法を覚えました。
・・・・・20年も前のことです。
ということは・・・・・
20年後の日本は これから どうなるのでしょうね。

映画「シッコ」が上映された時、日本医師会でもこんな警告を出しました。
「日本の医療が向かっている、アメリカ医療の実態をあなたの目で確かめてください。」http://www.med.or.jp/etc/sicko/
厚生労働省では 長寿医療制度をこのように謳っています。
『長寿を国民皆で喜ぶことができる仕組み』
“給付費の5割に「公費を重点的に投入」
若い世代の加入する医療保険から4割を仕送りし、「高齢者の医療費を国民皆でしっかりと支える仕組み」
高齢者ご自身の保険料は、トータルで従来と同水準の1割。
若い世代の方々の負担だけが重くなることがないよう、高齢者の方々にも、お一人おひとりの所得に応じて公平に保険料の負担をお願いします。”
厚生労働省ホームページより


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