満身創痍の体で最後のナキサケーベカードを手にイース=せつなはトリニティのコンサート会場へとやってくる。しかし、ナキサケーベカードの「代償」は容赦なくせつなの体を蝕んでおり、せつなは雑踏の中で倒れてしまう。
そこに駆けつけた美希はポケットから覗くナキサケーベカードを目撃。
第19話でも美希は同じようにカードを見ているが、遠目からの視認だった事もあり疑問に思う程度に終わっていた。しかし今回は間近で見ており、美希はせつながイースであると確信する。
目が覚めたせつなに自分の体を大切にしないと周りの人が心配すると語りかけるラブ。この言葉はメビウスの為に孤独な戦いを続けるイースには優しくも残酷な言葉だったに違いない。ラブの慈愛に満ちた笑顔を見て、反論しようと口を開きかけたせつなは、ただ「そうね」と言うしかなかった。
アバンからAパートにかけてのプリキュア側の普段通り・・ともすればいつも以上に明るいやり取りと、消耗しきったイースの悲壮感すら漂う決意との光と影の如き対比が、やがてBパートのイースの暴走にも似た壮絶な行動へと繋がっていく、その構成は見事。
そのBパートは見所だらけだが、特に、心を見透かされたイースがピーチの「本当は命が尽きてもいいなんて、思ってないんだよね」の一言をきっかけに思わず涙をこぼすシーンはFプリ屈指の名場面。ここは泣いていい、いや泣け!
自ら変身を解いて正体を明かしたイースがクローバーのペンダントを踏み潰してしまう所で次回へ続く・・・って、うおおおお!!なんて所で引っ張るんだああ!!
次回はいよいよパッション誕生!王道少年漫画のようにイース様とピーチが拳と拳で語り合う!熱すぎるだろ!!来週までは絶対に死ねないな!
フレッシュプリキュアが始まる前はキャラデザとか諸々からどうなってしまうんだと心配していたが、気が付けばここ数年で一番熱く面白いアニメになっていた。放送前の自分は土下座をして詫びるべきだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます