ついに最終回。
メビウスに叩きのめされたエンジェル達。タルトとアズキーナの必死の呼びかけにも反応せず。エンジェル達がダウンしているのをいい事にメビウスはそそくさと触手プレイ&データ収集開始。この手際の良さ、貴様御子柴だな!!というかエロデータも開示して下さい。しかしこのシーンでもアズキーナがあざとい。まったくけしからん小動物だ・・。
メビウスは再び国民に向けて洗脳演説を実施。「全てはメビウス様の為に」 あっと言う間に再洗脳されるラビリンス国民達。駄目だこいつら・・・。ただ重度のプリオタになったジェフリー王子似の少女は洗脳されませんでした。プリオタ強し!
ピーチが説教を開始するや「まだ管理が十分ではなかったか」と言って触手の締め付けをきつくするメビウス。触手の締め付け具合=管理の度合い。さすがは女装プレイや触手プレイを嗜むフェチの求道者たるメビウス様の管理方法、素晴らしいです。
しかしそんな管理を我らがエンジェルの皆さんが許すはずもありません。
「ええ、絶対終わらないって、私信じてる!」
「そうよ。だって私、完璧だから」
「最後の最後まで精一杯頑張るわ!」
「そして最後は、幸せゲットだよ!」
力を振り絞って触手を断ち切り立ち上がるエンジェル達。てかベリーの羽なら広げただけで切れそうな気がしますが。西南も何か言っていましたが天使ではないので割愛させていただきました。
予想外の出来事に納得できないメビウスは分身を繰り出して総攻撃。で、エンジェルの皆さんも相変わらず武闘派モード。癒しもクソもありませんよ。向かってくる敵は徒手空拳で迎え撃つ、それがプリキュア魂です。どさくさに紛れてホホエミーナ復活。
戦っている間にメビウスの中をエンジェル達のデータが駆け巡ってデータ消しまくりんぐ。コンピュータウィルス並みのタチの悪さですな。そして再び洗脳が解けてプリキュアの応援を始める国民達。お前らも大変ですね。
「俺を作ったのはお前達だ。だから俺は正しいもん、なのにお前らのせいで消えるなんてぶっちゃけありえなーい(意訳)」とガキの論理でほざくメビウス。
それに対して
「わいらのせいやてー?わいはただドーナツあげただけやで!」と反論するタルト。おい!・・って結果的にドーナツのせいで少女がプリオタになり、国民が懐柔され、西さんがデリートホールから帰還した訳だから間違ってないのか。西さんは違うような気がしますが・・・と思ったら
「だが俺たちはドーナツの味を知ってしまった。これからは自由に生きさせて貰う!」
やっぱりプリプー様の力じゃなくてドーナツ恋しさで自力脱出説浮上。
「メビウス、あなたの幸せは何?」
この期に及んでメビウスに幸せを問うピーチはホンマ女神やでえ。その直前まで散々フルボッコしてましたが。
しかしこの問いに対してのメビウスの答えが
「唯一管理する事ができなかったプリキュア、お前達を消し去る事だ!!」
そして自爆モードへ移行とか思考が喧嘩に負けたお子様の腹いせレベルで吹いた。このコンピューター不良品ってレベルじゃねえぞ!責任者出てきなさい。
自爆へのカウントダウンが進む中、シフォン回収に飛び立つエンジェル達だがインフィニティ状態のプリプーに叩き落とされてしまう。なんという仇返し、プリプー様パネェっす。困ったお子様にはラビングトゥルーハートしかありません。南の懺悔のせいで大魔神の怒りを静める儀式に見えて仕方が無い。
「3・・2・・1・・」
不敵な笑みのメビウスと共に居城が爆発。もはやこれまでかと思ったその時・・・
「キュアキュアプリップー♪」
満面の笑みでプリプー様復活。結局お前が全部持って行くのな!なんだかなー。てか、メビウス自爆損じゃないか・・。その後、ホホエミーナに乗って勇者様ご一行の凱旋飛行。ドラクエIIIかよ!
場所はクローバータウンストリート。普段通りのカオルちゃんを見て無事に帰ってきた喜びに浸るラブさん達。そして家族との涙の再会。あれ・・?美希たんの弟(名前すら省略)は・・?
ラブさんとせっちゃんを抱きしめるママン、そして暖かい眼差しで見つめるパパン。家族の絆の描写は相変わらず秀逸です。
それから数日後、延び延びになっていたダンス大会がようやく開催される日。会場の屋上でせっちゃんはラブさん達にラビリンスに帰る事を告げ、そしてラビリンスの人々をクローバータウンの人々のように笑顔でいっぱいにしたいという夢を語る。
「うん、いいねそれ。すごくいいと思う」
笑顔で送り出すラブさん、女神すぎるだろ。
と、そこに空気が全く読めない大輔がノコノコと登場。
ブッキー「ラブちゃん完璧」
美希たん「上手く行くって私信じてる」
せっちゃん「幸せゲットだよ」
ラブさん「うん、精一杯頑張るよ!」
口癖シャッフルとか味な真似を・・ッ!!
それを見た西南「甘酸っぺーーーー!」ってかお前ら顔赤くすんなww この直後ミユキさんじゅうななさいのコメントが挿入されましたが天使ではないので割愛させていただきました。
2人きりになるラブさんと大輔。今なら誰も見ていないから屋上から突き落とせ!!・・まあ我らが女神ラブさんがそんな事をする訳がありませんが。
「返事・・・返事はね・・・」
ドキドキ・・・
「言っわなーーーい!!」
鬼だ!!女神であると同時に鬼だ!!だがグッジョブと言わざるを得ない!!!
始まったダンス大会。ここにどんだけリソース割いてんだ!的なダンスの動きの凄まじさです。あ・・客席に弟(誰の弟すら省略)の姿が。南ノリノリw そして、結果発表・・・当然優勝はクローバー。世界を救った勇者様達ですから落選させるわけにはいきません。デキレース万歳!!当て馬のオーロラウェイブ、スピリチュアル、メタモルフォーゼの皆さん乙!
そして別れの時・・・
家族で納まった写真を手に丘の上からクローバータウンストリートを見つめるせっちゃん。何かを呟いてウエスターとサウラーと共にラビリンスへ帰って行くのでした。せっちゃんが何を呟いたかはこれを見たそれぞれの心の中にあるという事です。泣ける・・・!!
最後はラブさんの「みんなで幸せゲットだよ!」で締め。これにてフレッシュプリキュア!終了なり。
1年間、1話も欠かさず(あ・・嘘です。#3は録画失敗したので後日DVDで見ました)見たプリキュアはフレプリが初めてでした。シリーズ自体は初代からずっと見ていますがリアルタイムでは所々飛ばしながら見てましたから。それだけ夢中になったシーズンとも言えます。
それはやっぱり東せつな=イース様=キュアパッションによる所が大きかった。いわゆるパッション誕生編と言われる#24にかけてのエピソードはこれまでプリキュアを見ていなかった層まで引き付けたと聞きます。特に#22~#24にかけてのエピソード(スタジアムでの正体明かし→雨中の少年漫画的バトル→パッションとしての決意→あゆみに抱かれての涙)の盛り上がりは凄まじく、正直言うとこれ以降のエピソードはクライマックスも含めてイマイチ盛り上がりに欠けたという気がします。とはいえ後半にも沖縄回やホラー回等光るエピソードもありました。それ以外の回でも劇中の演出に見るべきものがあったりしましたし。野球対決やノーザさんのスイッチオーバーフォーム、#43や#48のバトルも良かったです。
あと、キャストの熱演も良かった。ラブ役の沖さんは最初可も無く不可も無く的な演技力だと思っていましたが、ピーチの時の叫び、これは今では沖さんだったからこそできたと思っています。#23の寿命を管理されているという話を聞いた時の「そんなの知らない、知らないよ!」という台詞が印象深い。せつな役の小松さんはフレプリで初めてその存在を知った方ですが、ここだけの話最初はおばさんくさい声だと思ってました。裏を返せばアニメ声優っぽくなくて洋画吹き替えっぽかったという事なんですが。でも、回を追うごとにせつなの声は小松さんで良かったんだと思いましたね。黒せつな、イース、白せつな、パッションという同じ人物でありながら異なるキャラという難しい設定を演じるにあたっては必然だったんだなと。意外な所ではカオルちゃん役のマエケン、彼は凄く上手かった。演技力という意味では本職には及ばないものの、カオルちゃんという飄々とした掴み所の無いオジサンというキャラを演じるという意味ではマエケンは非常に良い仕事をしたと思います。
ただ消化不良気味の設定が多々あったのも事実。
・和希の病弱設定
・カオルちゃんの超人設定
・改心後のせつなとミユキの関係
・そもそもシフォンとは何者なのか
改心後のせつなの扱いは難しかっただろうと思います。なんせ前半は悪い事を躊躇せずにやっていましたし、いくら改心したから子供番組だからといってここを避けて通る訳にはいかない部分でしたから。結果、#25で被害者代表的な扱いでタケシに登場して貰って収めた形になった訳ですが。ただ、1番被害にあっていてかつメンバーと接する事もあるミユキに対しては何らかの形ではっきりさせておくべきだったと思いました。コミック版では一応触れられているらしいですが(まだ読んでません)。
カオルちゃんについては丁度5&5GoGoのオタカさんのような印象を受けました。思わせぶりなキャラ設定ながら実はほとんどメインストーリーとは関係ないといった所はそっくりです。あれだけの個性を与えてしまったのだからもうちょっと絡ませても良かったのでは。
シフォンはその生い立ちも気になりましたが、あまりにも「便利」すぎたのも問題ですね。とにかくピンチの時に「キュアキュアプリップー」の一声で全て解決なんですから。ノーザの綿密な作戦がことごとくこの設定で覆されていったのはさすがに苦笑しました。
まあ大友はこうやって放送終了後にグダグダ愚痴るのが仕事なんで大目に見てください。年間通して夢中にしてくれた事には違いないし、本来の視聴者層である子供達が楽しめればそれでいいんですから。
フレッシュプリキュア!スタッフ、キャストの皆さん1年間お疲れ様でした!
来週からはハートキャッチプリキュア!スタート。もう馬越テイストバリバリで完全にどれみじゃねーか!!思いのほかえりか役の水沢さんの声がツボなんですけど!いいぞもっとやれ、てな感じでハープリも見ますよー。