お気楽ヲタ人生

かつてブログ人にあったブログが逃げてきました。相変わらず休止中です

NINETY-NINE NIGHTS(2)

2006-04-20 18:03:21 | Xbox360

まず告白しますと、今回例の小さな360ひいきのお店(3/31の「ランブルローズXX」の記事を参照)では購入せずに再び通販を利用してしまいました。当然N3がエロくて恥ずかしいから通販にしたのではなく、現金の持ち合わせが苦しくなった為やむをえず通販にした次第です。まあそれが今回裏目に出たとゆーか、バチが当たったとゆーか、我が家にN3が届いたのは夜の7時過ぎでした。いや実際は午前中に1回来たらしいのですが不在だったという事で持ち帰られていました。はぁ?不在?俺いたっちゅーに・・・あー!コンビニにちょこっと出かけたあの空白の10分の間に来てたのか!・・・・私の貴重な半日を返してくれ・・・・・・orz

さて私は体験版をやっていませんので、体験版からどこがどのように改善されたかという事はわかりませんのでご了承下さい。

タイトル画面からはキャラクター選択(ゲーム開始)、ロード、ライブラリー、オプション、チュートリアルの計5つのメニュー項目があります。

ライブラリーにはキャラクター資料、ミッション資料、素材集の3つの項目があります。それぞれの項目は初期段階では内容がロックされており(厳密にはスタート時に素材集のインフィのイラストが1枚アンロックされています) 、ゲーム中に手に入れるポイントを使ってアンロックしていく仕組みです。

オプションの項目から見ていきましょう。サウンド関連の設定は音楽、効果音、音声の3項目がそれぞれ調整できるようになっています。

次はカメラ操作の項目。たまにリバース設定ができないゲームがあってユーザーから不評を買ったりしていますが、上下左右のリバース設定もきちんと実装されています。

後はコントローラーの振動の有無、画面のコントラスト調整 といった項目が並びます。

チュートリアルではアスファがインフィに指導するといった形で基本的な操作を学ぶ事ができます。流れとしてはアスファと1対1で基本技の練習→敵部隊をなぎ倒してオーブアタックとオーブスパーク発動の練習→護衛兵の扱い方→アイテムとレベルアップについて・・・と以上のようになっています。

ここからは実際に3時間ほどゲームをプレイしてみての感想です。まず誰もが気になるロード時間ですがステージ開始時のロード時間は約12秒ほど。その間に技のコマンド解説が出るくらいですから多少長めですね。

さていざ最初のステージへ。眼前に広がる敵軍に突入するインフィと護衛部隊。いきなり乱戦になるんですが、敵と味方の区別がしにくい・・。無双の場合だと敵の頭の部分に体力ゲージが乗っているのでいくぶん区別をつけやすいのですが、このゲームの場合は味方の足元に区別する為の白い円があってちょっと見難いわけです。足元ですから乱戦時等は埋もれてしまうんですね。まあとにかく斬りまくっていればヘタな鉄砲数うちゃ当たるってなもんで何とかなるんですが、雑魚の中に魔導師が紛れていた日には、バンバン魔法攻撃が飛んできて「おい!どこ?どこ?」って探してる間にどんどん体力が削られる始末。魔導師見かけが地味すぎるんですよぉ。こういうちょっと強敵なキャラはエフェクトをまとわせる等して、他の雑魚との区別がつきやすいようにすればストレスも溜まりにくくなったと思います。

グラフィック的には綺麗なのは綺麗なんですが「おおっ!」というのは(今のところ)あまり感じられないです。しかし敵のワラワラ感は凄い。これはカメオの戦争シーンでも驚いたんですが棒立ちじゃなくて一人一人が違う動きをしているとやはり視覚的な説得力が違います。

ボタンレスポンスはいたって良好。簡単操作で大軍をサクサクと蹴散らしオーブアタック発動で更に大量の敵を一気に倒すという流れは純粋に気持ちいい。特に倒した敵から天に召される魂のごとくオーブがス~ッと天に昇っていく演出は爽快感を増大させる。だが最初の方のステージではこの爽快感が継続しない。いかんせん敵の数が少ないからだ(それでも今までの同様のゲームと比較すると十分多いんですが、オーブを溜めるにはちょっと足りない)。ワンディーク近郊やフォーリア平原辺りからは敵の数も増えてくるので「斬りまくる」快感が途切れる事はあまりないと思います。

ただ、せっかく気持ちよくバサバサ斬りまくっている時に突如(というか、チェックポイントに入ったらだと思う)デモが挿入されるのは興醒め。無双でも同様なのだが、こういう爽快感を売りにするゲームの場合、デモを入れるなら一定のエリアの敵を殲滅させてから入れるよう統一した方がいいと思うのですが。

それとファミ通のレビューに同意せざるを得ないのですが、死んだらステージの最初からというのは確かにつらい。だんだんと難易度も上がってくるこの作品ゆえに、特に私のような時間の無い社会人にはこの仕様は厳しい。途中1、2箇所ほどチェックポイントを設けて中断したらそこから開始くらいで良かったように思います。

護衛兵は個人的には必要ないかなぁと。足手まといにしかならないし。でもそれを言ってはこの作品(戦争)を根底から否定する事になるし・・。

さて最後にセーブの件について。セーブデータ周りの不親切さについてはファミ通360でも触れられていましたが、これは完全にダメでしょ。とりあえず公式のアナウンスをご覧下さい。

 【「NINETY-NINE NIGHTS (N3) 」をご購入頂いたユーザー様へのお知らせ】

普通2周目以降にデータを引き継ぐようなゲームの場合、エンディング後に「このデータを保存しますか?」等の問いがありその後セーブできるようになっているのが通例だと思われます。ところがN3の場合、エンディングを見た後にセーブするだけではダメで、どれかキャラクターを選びミッションを1つクリアして、やっとキャラ出現フラグが立ったデータがセーブできるという何とも理解に苦しむ仕様らしいのです(公式の説明を見る限りそういう事でしょ?)。例えば「今日はこいつのエンディングを見たから一区切りつけてもう寝ようかな」という時も、そこで電源を切る事は許されず(切ると次に登場するキャラのフラグが立たない)中途半端にミッションを1つクリアしなければならない訳です。コレって誰がどう考えてもおかしな仕様でしょ。ほんとはセーブされるようになっていたんだけどバグで意図したようにならなかった、もう時間が無いから「仕様」という事にしてしまおう。・・というようにしか思えないんですけど。

しかしこういう情報を公式サイトのみで発表するってのはダメでしょう。ネット接続環境を持たないユーザーもいる事を考えるならば、普通はこの情報を記述した小さい紙をソフトに同梱するのがベターだと思うのですが。

さてファミ通とファミ通360。どっちのレビューが的を得ていたかというならばくやしいがファミ通の方だと言わねばならないでしょう。点数的にも8点は妥当な点数だと思う。決して10点のソフトではない。とはいえ、ファミ通360のコメントが間違いなのかというと決してそうではない。ファミ通360の方は悪い点を述べていないだけであり(正確には雑感インプレッションの欄で悪い点も述べているんだけどね)、ファミ通のコメント(悪い点を述べている)とファミ通360のコメント(良い点を述べている)を合わせると一番しっくりくる内容のレビューになると思います。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
水口氏支持(信者まではいかないと思うけど)の立... (mu mu 360)
2006-04-21 10:01:36
水口氏支持(信者まではいかないと思うけど)の立場から弁護させていただくと、本当に時間がなかったのだと思います。

水口氏はプロデューサーだけど、実際の開発は韓国の開発スタジオ。まず彼らに自分のやりたいことを伝える作業(言葉と文化の壁を乗り越えて)。
そして実際の開発の過程では、いろんな問題が発生したらマイクロソフト本社(北米)の技術者たちとやりとりしないといけない。

つまり、日本と韓国と北米をまたに駆けたプロジェクトだったわけで、その割りには北米のサポートが弱かったんでしょうね。
例の新キャラフラグの件も、韓国のスタッフにとっては重大なことだと、よく認識できてなかったんじゃないかって気も・・・。

水口氏がインタビューで「ディングバットは絶対にプレイしてほしい」と言ってたので、最終評価はその時点で下してほしいなというのが私の願いです。

水口氏インタビューhttp://www.gpara.com/special/interview/n3/0420/index.htm
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>>mu mu 360さん (獅子王丸)
2006-04-22 04:25:55
>>mu mu 360さん
そのディングバットを出す為には細心の注意を払ってセーブデータを取り扱わなければならないなんて・・・。水口氏の本意じゃないとは思いますが。
ただ開発スタッフには詰めの甘さを時間のせいにするのはよしてくれと言いたいです。
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そうですね。厳しい見方をすれば、出荷した時点で... (mu mu 360)
2006-04-22 06:53:33
そうですね。厳しい見方をすれば、出荷した時点で「商品」として成立してますから。こういった不具合は責められても致し方ありません。どうにもフォローしきれないバグならユークスの「レッスルキングダム」みたいに回収という手もありますが、こういう微妙なケースは、メーカーの誠意が試されるところです。

最近、これ以外に「そりゃないよ」と思ったのはナムコのPS2版「ソウルキャリバー3」でした。他のセーブデータを消してしまうおそれがあるのに、HPでのリリースのみで、回収や不具合修正版の作成・交換は行わないという。つまり実質「ソウルキャリバー3」専用にメモリーカードを1枚用意しろってことなんですよ。ひどい話です。
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>>mu mu 360さん (獅子王丸)
2006-04-22 23:49:58
>>mu mu 360さん
ソウルキャリバー3!そうそうまさに今回の件はそれですよ。あれってメールで問い合わせをした人には交換したらしいですね。
客からのクレームはチャンスでもある訳で、ポケモンダンジョンの不具合の件で迅速な対応をした任天堂は消費者の信頼を得ました。マイクロソフトも今回の件でもう少しユーザーへ配慮した対応を取る事ができなかったのかなと思います。仮にも世界的な大企業なんですからそういった危機管理の概念は浸透していると思ったのですがねぇ・・。
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