お気楽ヲタ人生

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レイ・ハリーハウゼン大全来たぜ!

2009-03-20 23:10:23 | 映画

注文していたレイ・ハリーハウゼン大全が到着。ついでに頼んでいたHaloWarsも。尼のダンボール箱からも伝わるズシリとした重さ。どう考えてもHaloWarsのモノではなくハリーハウゼン大全の重さである。オソロシイ。

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見よ、総ページ数318ページ。まさに圧巻。

例えば「七回目の航海」での骸骨剣士との剣戟の苦労話。ハリーハウゼンにとってモデルクリーチャーと俳優が「接触」する撮影はこれが初めてだったのだという。そこでハリーハウゼンは殺陣を理解する所から始めようという事でフェンシング・コースを受講したが、すぐに腰の骨が外れるアクシデントに見舞われて結局修了できなかったとか(笑)でも結果としてこの時の体験はとても参考になったらしく「七回目の航海」だけではなく他の作品でも役に立ったというから、「黄金の航海」のカーリーとの剣戟シーンもその経験の産物なのだろう。

「タイタンの戦い」以降も実は実現できなかった数々の企画があったのだという事を初めて知った。「タイタンの戦い」の直後に企画された「シンドバッドと世界の七不思議」。これは言わずと知れた世界の七不思議をシンドバッドが巡るという内容だったらしい。実現すればファロスの大灯台から始まりバビロンの空中庭園に至る壮大な冒険物語がスクリーン上で紡ぎ出されたはずなのである。そしてハリーハウゼンの手によるヘカーテやガルーダ・・・。しかし資金問題という現実的な問題に直面して結局オシャカになったのだとか。惜しい。

とりあえず私の好きなシンドバッド映画について語られた章から読み始めているが、それ以外の個人的に馴染みの薄い初期の作品「原子怪獣現る」や「水爆と深海の怪物」あたりは実際にDVDなりを借りて一度堪能して、それから改めてこの本でその裏話を楽しむのが正しい味わい方だと思った。うーん、でもこの手の初期作品ってレンタルで並んでたっけ・・。シンドバッドやタイタンあたりはよく見かけたけど。