ケープタウン!南アフリカ!青く透き通る空、きらめく緑の海!質問歓迎 koji_n_2003(at)yahoo.com

ライフ、旅、ランニング、語学 www.skyroadafrica.com, www.horizoncatcher.com

Tete脱出

2010-02-12 04:45:45 | バックパッカー
その後、村へ戻りバスのチケットを買った。今度は何度も間違いないか確認した。マタティーゾに「一緒にマプトに行くぞ。ケープタウンで弟にあうんだろ!」と彼の分のチケットを買おうかと真剣に考えたが、そんな余裕はなくできなかった。奴はいったいどうしているのだろう、パスポートもなくケープタウンにこれたのかそれともタンザニアに戻ったのか、どこかでのたれ死んではいないだろうか、何とき生きて元気にしてればと願うのみだ。

オスカーと一杯しにバーへ行くと、マプトへ行くといっていたトラックドライバーはまだのんびりしており、明日の朝発つといい、ホテルの部屋にはベッドが4つあるからひとつ使っていいぞというので、ありがたく行為を受け取った。とにかく、ずっとまともに横に慣れていないうえ、シャワーが浴びたくて仕方なかった(川で行水はしなかった)。

オスカーに別れを告げ、ホテルの部屋へ。シャワールーム恐ろしく汚く、水出ず。1時間後再度トライすると、聖水が湧き出た。ベッドはバネがつぼを刺激しかなり痛んだ。



バス6時30分発進。バスの屋根には乗せれるだけの野菜、荷物が積まれ、鶏、ヤギ数匹が乗っかっていた。ヤギはあまり幸せそうに見えなかった。走っている時、座っているのか、たってバランスを保っているのかなと考えてしまった。

道中2度故障。誰も文句はいわず故障が日程に含まれているかのごとく自然だった。全くの大原野の中、たまに現れる泥家のカフェらしきところに停まってはパイナップルを皆パイナップルさばき、ビールを飲んだ(運転手も含めて)。

地元の少年がギターを引き、その回りを少女らが黄昏の中踊り、歌った。歌詞はポルトガル語、全くわからなかったが美しいに違いない。その歌声は陰りなく清らかで、たまに聞こえる笑い声はまるで天使のごとく無邪気だった。これ以上何を欲するだろうか。。その光景は恐ろしく平和で、ういういしく、僕はビールを傾けながら目を細めた。

29時間後、マプト到着。体力消耗著しく、バスを転げ落ちるように下車しバスの屋根に目をやるとヤギは僕以上にげんなりしていた。もう、勘弁してくれ、いっそのこと食べてくれと訴えているようだった。

 このブルグをRSSで購読

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自由人へ 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿