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不安ってやつを

2010-04-23 14:05:22 | イルミネーション
不安に立ち向かうということ



“Every time we choose safety, we reinforce fear.”
Cheri Huber

何かに挑戦したいと思ってもなかなか踏み出せないことが多い。いろんな理由をつけては自分を正当化し、先延ばしにしてはいないだろうか。どうせうまくいかない、リスクが高すぎる、子供じみている、時間は十分ある、時期が悪い、などと。そして、結局もとの鞘におさまっては安心するがくすぶり続ける。

安全を保ちながら、別の何かに挑戦できる状況にあればいいが、多くの場合、その安全状態を犠牲にする必要があり、二の足を踏んでしまう。状況に不満足だが、生死にかかわるわけではないと。が、安全状態に長くいすぎると頭が霧に包まれてしまう。何か選択する場合は必ず他の何かが犠牲になるのは当然のことであり、リスクを負わないことによってさらなるリスクを負うという結果に陥る。そのリスクとは、長居しすぎて精神レベルでどこにも到達しない、10年、20年後に後ろを見ては後悔するということである。

失敗を恐れるのは失敗によってか弱き自尊心に傷がついて苦い思いをし、挑戦することによって叩きのめされ自分の力不足を知らされたくないからではだろうか。そのため、少しずつ準備をしているものの最後の一歩を踏み出さない。やってみないとわからないということは、やらない間はずっと常に可能性があるという幻想に浸ることができる。やってみるとその幻想は木っ端微塵になるかもしれなく痛みを伴うかもしれない。

“いつかは”、“そのうちに”と夢を見続けるては時間ばかり過ぎていく。この心理は本人も無意識でわかっていることであり、しり込みするたびにさらにこの癖は補強され、また自己正当化される。だが、心地悪いことに故意に立ち向かわずして成長はありえない。

挫折によって学ぶことは計り知れない。それに、失敗したからといってどんな最悪の事態が起きるというであろうか!ある女の子に電話しデートに誘って断られる。その女の子は僕の彼女ではなかったし、今も僕の彼女ではない。何もかわっていない。仕事の面接に行く、落ちる、その仕事を得れなかった。今も、その仕事はしていない。何もかわっていない。でも、少なくともチャレンジした。

人の目を気にする必要は全くない。ゴシップする輩の多くは自分にない勇気をいやしむ中、不親切なことをいいがちである。

その過程で人を傷つけさえしなければ(家族に心配はかけるかも。)どんなことでも、いつでも、どこでも、なんでも自分のやりたいことをやるべきだし、阻むものは何もない。そして、その行動に対する責任をしっかり取る。蛮勇は説明する必要ないでしょう。

もちろん人の意見に耳を傾けるのは大切なことである。でも、頼りすぎて自己不信的に決断を他意見に合うよう形作ると後で後悔する羽目になる。また、人のせいにして責任逃れいう最悪のパターンに陥りかねない。世間の批判に動じず信念を持ちわが道を行くものに敬意を払う人は少なからずいる。

身の危険を感じて躊躇するのは生き残るために本能的なことだが、ここでいう怖じ気、不安は高速道路で300キロ突破など蛮勇とは無縁のもので、自分の成長を妨げるものを意味する。

僕らは何かと理由をつけては自分の不安、怖気を正当化してみても、心の奥ではしり込みしていることを自覚しており、それは記録として脳に刻まれ、ゆっくり、でも確実にモチベーションを曇らせ、自信を吸いといっていく。やがて自分が人生を運転しているのか誰が運転しているのかわからなくなってしまうほどである。熟考の末ではなく怖気によって後悔はしたくないものである。

どう立ち向かい乗り越えるか。

不安は普通のこと
筋トレで体が痛むのは体を鍛えるのに避けて通れないことであるのと同じように、何かに挑戦する場合いくらかの不快感なくして成長はない。生活が一変するようなことを始める、誰かをデートに誘うなど不安の大小にかかわらず、神経衰弱的と考えるより、未知の世界へ乗り出す冒険のチャンスと考える。

リスクの見方を変える
もし、うまくいかなかったら。。もし、断られたら。。。やっぱりやめとこう。トライしなければ失敗しないことは保障されている。これによってリスクは回避できるがこれは短期的なものであり、長期的に見ればさらにリスクを冒すことになる。そのリスクとは、中途半端のままで終わり後で後悔するということ。確かに失敗し力不足を感じるのは悔しさを伴うが、トライしなければ分からない事である。

論理的に考える
ほとんどの場合、怖気は理にかなっていない。怖気を撃破するために次のことを自分に問いかける。"たとえうまくいかなくても、どんな最悪の事態があるというのか?!” その最悪の事態はそれぞれ違うし、どれもいい気持ちのするものではないかもしれないがトライした自分を激励し、また次へと繋がる。

取り越し苦労
今まで最悪のシナリオがどれほど実現しただろうか?ほとんどは結果的には考えすぎに、失敗したとしても拍子抜けするほどたいしたことなかったりするのではないだろうか。心配はほとんどの場合が取り越し苦労である。しかし、言うは安しでやはり不安が頭をもたげるかもしれない。

自分が思う最悪のシナリオをさらに肥大破滅化的にして、しり込みを正当化するような理由を作らない。また、エゴはネガティブ、ポジティブに限らず事を大きくし自分を重要に見せようとするようである。一歩ステップバックして自分を観察し客観的に見ることによって遠近感を取り戻す。

不安を感じ認める
不安、怖気づいていることを素直に認める。言い訳で逃れる、また不安を無理やり押し殺そうとすることは逆効果で、感情的付着をより増大させ更に自己否認に陥る。素直に認めることによって、多くの場合、怖気はその効力を失い解け去る。

とにかくやってみる
最悪の事態が非常に些細なこと(デートに誘って断られたらショックなど)とわかっていながらしり込みしてします時は、とにかく何も考えずに行動し、脳に変な分析をさせる時間を与えないことだ。分析すればするほど麻痺してしまう。とにかく電話番号をダイアルし彼女、彼が電話に出た後に考えればいい。知らない人ばかりのパーティでも躊躇せずとにかくパーティ会場のドアを何も考えずに開け、悠々と入場すれば後は何とかなるものだ。

もし、他の可能性のドアを開ける前に、今のドアを閉めなくてはいけないとしても、そして他のドアが開かなかったとしても、それによって全く別のドアが見えてくるということはよくあることであり、アクションを起すことによって次の何をすべきか、何ができるか見えてくるものである。たとえ小さな一歩でもその一歩によってかわってくる。

実際やってみるとなんてことはなかったということはよくあるし、最悪のシナリオはほとんど起きない。たとえ起きても思った以上に軽く受け止めれたりする。不安を乗り越えていくうちに蛮勇ではなく経験に基づいた自信を少しずつ築きあげさらに大きなことにチャレンジできるようになるはずだ。

書いてみる
不安、怖気を紙にリストとして書き出すことによって、不安、怖気を持っているという事実を受け入れることができ、さらに頭の奥で内面下し知らず知らずのうちに自分をコントロールしているものを日のもとにさらし外面下することができる。そうすることによって、不安要素を客観的に見ることができ、ゆえに主導権を握りコントロールできるようになる。

明日はやってくる。
今、不安に思うことによって明日の不安が軽減されるわけではない。ただ、今の時を見失うだけである。明日の落胆を防ぐには今に集中し今できることベストをする。


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2 コメント

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頑張ってらっしゃいますね (jyu-p)
2010-04-23 17:12:32
写真から拝見すると、kojiさんは何かの目的をもって留学中などでしょうか?
最近、南アへ行く為に情報を巡っておりましたが、いつも現地の様子を教えて下さり、本当にありがとうございます。

今日は何かお気持ちの昇華があったのでしょうか。
考えようと思った時にその時間を持つ事が出来て、ましてや文章で表現しようとされた事は
大変素晴らしい事だと思います。
-どのような自分でありたいか-、
御自身の理想を明確にし、その形に近づく為に努力する事もまた、とても大切で素晴らしい事だと思います。

この一瞬が唯一無二の一瞬である事を忘れず、今日もまた素敵な一日をお過ごしくださいネ。
返信する
ありがとうございます。 (koji)
2010-04-24 17:32:15
暖かなお言葉ありがとうございます。一方通行ではなくこういったコメントをいただくのはうれしいものです。

とにかく、世界を見たくアフリカ、初めて海外へ出て10年になります。あっという間で、何とか生き抜いたという感じもしますし、全ての出来事が思い出せ、アフリカの地におりたった日まで辿れるような気がします。

自分に言い聞かせているところも多分にありますし、実際自分を表現できているのか、書いていて何をいいたいのかわからなくなることもよくありますが、誰かの心内で反響しポジティブな影響を少しでも与えることができたならば満足です。

“この一瞬が唯一無二の一瞬である事を忘 れず”

全くその通りですね。当たり前ことなんですがそれゆえ忘れがちです。

何か特定の情報をお探しでしたら遠慮なく。できる範囲でお答えします。
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