奥様的部屋

主婦の独り言&映画や本の話もちょこちょこ(ネタバレあり)

インセプション

2010-08-10 20:15:23 | 映画など_いろいろ
 
いくつもの"すごい"にやられてしまった
公式サイト等

最初の15分くらいは、"?""?""?"の連続で、
やばいなぁ、これ着いていけるかなぁ、もっかい観ないといけないなぁ・・
という感じで、ちょっと意識が遠のきかけたけど、ストーリーテリングが丁寧なのと思いのほかわかりやすい構成で気がつくと思いっきり前のめりになって入り込んでしまっていた

他人の夢に入り込んで潜在意識を書き換えて・・・・云々、
と言うのは予告などの前情報でわかってはいたものの・・・・
何がすごいって、夢の中の夢に入って・・・・という多階層展開!

しかも夢の階層によって時間軸が異なったり(まさに浦島太郎状態)、上の階層の重力の影響を受けたり、という発想
たとえ、そういうのって面白いなぁって思っても詳しく考えているうちに頭がこんがらがっちゃう
しかも"夢だからなんでもあり"ではなくて、夢でありながらもいくつかの制約があり
(夢の階層と時間・重力の関係、潜在意識と現実世界での心理の関係、夢の中の"死"と精神的な死、等々・・・・)、
だからこそ"夢"の話にリアリティを感じて、ぐいぐい引き寄せられてしまった
(なんだか文章ヘタクソわかりにくいなぁ)
そんなストーリーをスピーディに展開させ、最後には辻褄を合わせて(後から考えると"あれ?"という部分も結構あるけれど)まとめ上げたのは本当に
"お見事、やられました"な感じだった

しかもそんな複雑なストーリー展開に今まで見たこともないような映像が次から次へ登場するのだから息つく暇も無い
エレン・ペイジが町をくるんと折りたたんだり(これは予告で観たけど)、
ジョセフ・ゴードン・レヴィットがレオ様と謙さんとJUNOちゃんを紐でぐるぐる巻きにしてホテルの廊下をぷかぷか移動したり・・・・
もう、すごいすごいの連続!

さらに、複雑な設定に斬新な映像に加えて、夫婦間の愛憎や繊細な親子関係等などが織り込まれているのも私好み
すべてにわたって大満足な作品だった
今年1番かも(何作目だ??)

それにしてもレオ様は素敵な男になったなぁ
と、いいつつ,この作品で一番素敵だったのはジョセフ・ゴードン・レヴィット
彼がうっすらと微笑みながら眠っている姿はとってもチャーミング
今後に要チェック!

★おまけ
個人的には夢の中っていうのはその上の階層に存在するドールハウスみたいな感じで、第1階層の巨人が1歩進む間に第2階層の小人は1000動き回って、さらに第3階層の虫けらは1000000歩くらい走り回る・・・というイメージで観ていた
(最近観たアリエッティの影響かな)