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ミサイル防衛、初期段階へ

2007-12-19 22:41:27 | ニュース関連
海自イージス艦 ミサイル迎撃実験成功 ハワイ沖 SM3、米以外で初(産経新聞) - goo ニュース
【海上自衛隊のイージス艦「こんごう」に搭載された海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の発射実験が17日午後(日本時間18日午前)、米ハワイ・カウアイ島沖で行われ、模擬ミサイルの迎撃に成功した。米国防総省ミサイル防衛局と防衛省が同日、発表した。これまで標的ミサイルの追跡はあるが、撃ち落としたのは初めて。米国以外による初の実験成功となった。日米のミサイル防衛協力に弾みがつくとともに、日本国内の法整備などが急務となりそうだ。
 実験ではカウアイ島にある米軍施設から中距離弾道ミサイルの模擬弾1発が発射された。海上で待機していた「こんごう」の高性能レーダーがこれを探知し、SM3を1発発射。高度100キロ以上の大気圏外で、模擬弾を撃ち落とすことに成功した】

 迎撃実験に成功しましたね、良かった良かった。これで「こんごう」が帰還すれば、以前配備された「パトリオットPAC-3」と合わせて、日本版BMDが初期段階に入った事になる。まあ、本当に初期段階・限定的ですけどね。「パトリオットPAC-3」はまだ首都圏にしか配備されてないし、「SM-3」を装備したイージス艦も現在は多分「こんごう」だけですから。

 TOPと下の画像は他の画像を探していて見つけた、今回の迎撃実験の「SM-3」発射時のもの。


盧武鉉政府二の足踏む間に日本は“MD強大国” (中央日報)
【韓国が北朝鮮と中国を刺激することを意識し、MD参加に消極的な立場で一貫してきた間、日本は弾道ミサイル迎撃部門で世界的軍事強国として浮上することになった。こんごうが日本に帰還して実戦配置される来月初めには日本の独自の防衛体制がひとまず完成する。これは当初の日程より2カ月ほど繰り上げられたのだ】
 『日本は弾道ミサイル迎撃部門で世界的軍事強国として浮上することになった』?
 中央日報、何だこの非常に範囲の狭い限定的な『軍事強国』は?無理矢理『軍事強国』という言葉を使うな。それに記事に今回の実験の解説図を入れるのは良いが、そこに「イージス駆逐艦「こんごう」」として載っているイージス艦の画像は、アメリカ海軍のイージス駆逐艦「アーレイバーグ」級だ。マストの形は全く違うし艦橋の高さも違う、日本の軍事力を注視しているのなら間違うな。同じく記事に解説図を載せたけど、画像は海自のサイトから引っ張ってきた朝鮮日報の方がまだましだぞ。



 上が「アーレイバーグ」級イージス駆逐艦の22番艦、「DDG-72マハン」。下が今回の迎撃実験を行った海自のイージス護衛艦「DDG-173こんごう」。確かに「アーレイバーグ」級が原型だから良く似ているけど、これ程特徴的なマストの違いを見逃すかねぇ・・・・。


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