普通の日々

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飲酒と事故を認めて何故そこを否定する?

2011-10-20 23:58:49 | ニュース関連
重大事件:自白理由「取調官との信頼」7割--警察庁調査 (毎日新聞)
【警察庁は20日、容疑者の取り調べに関して都道府県警の捜査員に行った調査の結果を発表した。捜査本部を設置した重大事件の6割は、取り調べによって重要な証拠が発見されている、との傾向がみられた】
【自白の理由について、捜査本部事件で最も多かったのは「取調官と容疑者の信頼関係」の68・4%で、一般事件の32・1%を大きく上回った。担当者は「刑の重い事件ほど、自白を得るための信頼関係が必要となることを示している」と話している】

「信頼関係で自白」が7割弱 警察庁調査、可視化に慎重 (東京新聞)
【同庁は「取調官は時間をかけ苦心して聞き出し、真相を解明している。現行の取り調べ手法は捜査に欠かせない」と分析、取り調べ全過程の録音・録画(可視化)には慎重な姿勢を示した】
 重要な証拠が得られているから『取調官と容疑者の信頼関係』を重視する現行の取り調べが必要だと言いたい訳だ。で、可視化すると『取調官と容疑者の信頼関係』は築けなくなるのか?
 だって、単に録画しているだけですよ?それでけで『取調官と容疑者の信頼関係』って築けなくなるものなんですか?取り調べの中で違法的な行為がなければ何の問題もない筈でしょう。なのに録画の何が信頼関係構築の障害になるの?
 警察の出している可視化否定理由が理解できないのはこれなんですよね。だから、取り調べで暴力だの脅迫だの誘導・利益供与等を駆使しているのではないか、それが出来ないと供述を得られなくなっているのではないかと疑いたくなる。警察には信頼関係構築に録画がどういった障害になるのかキチンと説明してもらたいものである。

須賀川市議 酒酔い運転容疑で逮捕 会派親睦会後に事故 容疑を否認 (福島民報)
【事故を目撃したドライバーが110番通報し駆け付けた署員の調べで酒酔い運転が判明した。円谷容疑者にけがはなかった。
 同署によると、円谷容疑者は飲酒したことと事故を起こしたことは認めているが、飲酒運転については否認しているという。同署は事故の状況や運転に至った経緯などを調べている。
 複数の市議によると、円谷容疑者は同日午後5時ごろ、同じ会派の市議6人と市内の居酒屋で親睦会を開き、ハイボールをジョッキで飲んだとみられる。午後6時半ごろ、「用事がある」と言って途中で退席したという】

 地元紙に載った昨日扱った件の詳細な記事なんですが・・・・『飲酒したことと事故を起こしたことは認めているが、飲酒運転については否認している』ってどういう事?誰か他の人が運転していたのでなければその2つを認めて飲酒運転を否定するのは無理があるんですが?
 それを認めると辞職は確実なのでそれを避ける為に抵抗しているんですかねぇ?