文科相の謝罪

「ロシア選手こけて喜んだ」発言、小坂文科相が平謝り (朝日新聞)
【荒川選手は帰国した先月２８日夜、文科省を訪れて帰国報告をした。この際、小坂文科相は「他人の不幸を喜んではいけないが、ロシアの選手がこけた時には喜んだ。これでやったーって」と発言。荒川選手は何も答えなかった。
　この様子が一部で報道され、文科省や小坂文科相の地元事務所に「教育・スポーツ担当の大臣としてふさわしくない」などの意見が電話やメールで数十件寄せられた】
荒川選手訪問時の「こけた」発言、小坂文科相が謝罪 (読売新聞) - goo ニュース
【謝罪文は「荒川選手の金メダル獲得が大変うれしいとはいえ、一部配慮に欠けた発言をしたことについては、深く反省しており、荒川選手及びスルツカヤ選手に対しておわびを申し上げます」としている】
　一国の大臣とは思えない軽率且つ馬鹿な発言なんですから、謝罪するのは当然でしょう。
　でも、抗議等の電話やメールが数十件というのは少ないですね。百件単位で電話やメールが寄せられても不思議じゃないんだけどなぁ・・・。

改善すべきものは改善しろ！

運転手に過剰勤務、社長ら２人逮捕…京都の多重衝突 (読売新聞) - goo ニュース
【京都府宇治市の京滋バイパスで２月、９人が死傷した多重衝突事故で、府警交通指導課などは６日、業務上過失致死傷容疑で送検したタンクローリー運転手、北村宏一容疑者（３５）に過剰な勤務をさせたとして、大津市の石油運搬会社「近若石油」社長、国松英文（６３）と、運輸課長、山田政信（４８）の両容疑者を道路交通法違反（過労運転下命）容疑で逮捕した】
過労を知り運転命令容疑、社長ら逮捕　京滋バイパス事故 (朝日新聞) - goo ニュース
【調べでは、国松、山田両容疑者は共謀し、北村宏一容疑者（３５）＝業務上過失致死容疑で送検＝が連日の長時間勤務で疲労が蓄積し、正常な運転ができないおそれがあることを知りながら、事故前日の２月１２日にタンクローリーの運転を命じた疑い。
　府警によると、北村容疑者は事故までの１カ月で、国土交通相が告示で定めた１カ月の最長拘束時間（３２０時間）を大幅に超える約４２０時間勤務で、休みは３日しかなかった。事故当日には大阪府堺市と滋賀県内のガソリンスタンドの間を３往復する予定で、２往復目の途中に事故を起こしたという。
　同社は事故１０日前の２月３日、近畿運輸局滋賀運輸支局から「運転手の拘束時間が長い」などとして警告を受けていた】
　ま、逮捕されて当然なんですが、近年の企業の業態変化と運送業界の過当競争、それに加えて燃料の高騰が運送業界を圧迫している事も事実。以前放送されたNHKのトラック運転手の特集では、業界・運転手共にかなりシビアな状況が放送されていました。番組内で紹介されたある運転手は、信号待ちの僅かな時間に目を閉じて、同行のカメラマンに起こしてくれる様に頼んでいたし、メインで取材を受けた運転手は、渋滞を予想して道路を選択し、休息時間を削って指定時刻に間に合う様に運転していた。
　そういう運転手が運転するトラックが、今この瞬間も全国を走り回っている訳です。行政・業界のどちらか、若しくは両者が動いて運転手の勤務状況を改善しないと、必ず同種の事故が何処かで発生する事になりますよ。

　それにしても「近畿運輸局滋賀運輸支局」って何してたんでしょうね？事故10日前に警告したそうだけど、その後会社が何か改善したのかを一週間後位に調査しなきゃ、警告した事の意味が無いんだから。