目的の加地邸の前に訪ねた、山口蓬春記念館。
昔見た映画に出てきたような風情あるの小道を辿る。
本当にこの道でいいのかしらと、不安に襲われる。
狭い坂道で、不自由なことも多いような気がするけれど、
それがステイタスなのかもしれないと思う。
そんなことを思いながら歩いていると、エントランス登場。
印象的ではあるけれど、この小道や記念館の雰囲気とのバランスって、どう?
以前から気になってはいたけれど、加地邸とセットと思っていたので、
ついでの感覚でしたが、作品にかなり心を奪われてしまう。
モダンな色使いやリアリティや繊細さ。
特に、シロクマの「望郷」はユニークさもあり。
アトリエだったお部屋は、入った瞬間に「こうでなくちゃ」と思う。
建物内部の写真はNGだったので、外観。
お天気がよかったから、尚のことだったのでしょうが、
大きなガラス窓から、青もみじがそよそよとする様子を見入ること、しばし。
因みに、この建物は、数寄屋建築の巨匠。吉田五十八氏の設計。
かつて訪ねた、吉屋信子邸でも感じたけれど、くつろげる空間。
「こうでなくっちゃ」が、二度三度。
現存する建物を行脚したくなりました。
藤田嗣治、土門拳、好きな方たちが繋がっていることも嬉し。
建物と庭とのバランスが絶妙で、ここへ来るまでに感じた、
「不自由な事」が払拭されてしまう。
ここはパワースポットなんだな~と、思っていたら、ヤモリと遭遇。
いいことありそうな予感!
@ふると
軒先のディテール
窓・手摺のディテール
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