2014年に一度リフォームのご相談を頂いていた方からのお電話。
ご主人に視覚障害があって、ご夫婦二人暮し。
8年前、リフォームのプランをいくつか作成いたしました。
仮住まいをするのに抵抗があるので、
ちょこっと増築をして、生活空間を確保してから、暮らしながら工事を進められる計画をしたのですが、
増築したいところに埋設物があって難しい…と言う展開になり、行き詰り、保留になったのでした。
そして、今回のお電話。
もう一度相談したいとのこと。
改めてお邪魔して、色々とお話を伺う。
ご主人の体力が低下してきたことで、問題点は以前とは内容が異なり、
奥様の中で色んなことが渦巻いていらっしゃる。
訪問介護・医療などは受けていらっしゃるようだけど、解決できない日常があれこれ。
そして、はたと気づく。
「手摺を付けましょう!」
8年前、ご夫妻と私は、増築や改修の話、問題点の色々を話するばかりでした。
手摺の取付について、話した記憶がない。
なんで、それに気づかなかったろうと、とても悔やまれます。
保留になって、空白の8年間も手摺が付いていたら、悩みが減っていたかも。
抱えていらっしゃることの少しは、手摺の取付で解決できそうな予感。
こうしたことは、一刀両断に行かないのが当たり前。
お話をしっかり伺って、少しずつでも早い改善に役立ちたいばかり。
@ふると
私自身も障害があるので、現在行っているリフォームで手摺りを付けようと思っています。
お風呂場は完成して、入り口から奥に向かう経路にI型を横に、入り口横の湯舟に出入りする箇所にL型を付けてもらいました。
これから廊下に付けてもらう話になるのですが、廊下は家電など壊れたら買い替えの搬入搬出をする場所でもあるので、横幅が気になるところ。
今回のご主人は、体力低下と訪問介護・・・車椅子使用の可能性もおありになると思うので、幅や床材が気になりますよねえ。
意外と、考慮しないで付けてしまって困ってしまった方もいるようなんです。
手摺り自体の形状や長さも大切で、「身体を預けて、踏ん張れるか」
今回、業者さんとお話しする中で、どうも理解が出来ていない様子なので、私から形状を伝えました。
これからはこういう依頼が社会の様子からも増えると思いますが、難しいですねえ。
付けてしまってから、気が付いてと言うこともあるんですもんね。
手摺のメーカーさんのカタログを見ると、多種多様です。一長一短ではあるけど、出入り口に等でも設置できる、遮断機式とか、着脱式なんかもあります。握るのも難しいこともあるしね。
でも、今回は、介護保険を利用できるレンタルで試してみてからと言うことになりました。