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女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

神様

2018-04-06 14:21:00 | 日記・エッセイ・コラム

社会問題はあまり書かないようにしているのですが、

物議を醸している、大相撲の京都巡業での一件。

昨日の一報を見て、失笑してしまったのですが、

伝統か人命かを問うのはナンセンス・・・、ですよね。

相撲を奉納していた神様が女性で、焼きもちを焼くから、

女性は土俵に上がってはいけないって・・・。

神様だって、命を救うことを良しとするはずでしょう。

 

建築や土木の世界でも似たような話があります。

有名なところでは、

トンネル工事に女性技術者が携われるようになったのは、近年のこと。

山の神様が女性で、女性が工事に係ると嫉妬して、お怒りを買い、

落盤事故が起きると言われてきたようです。

似たようなことで、私は地鎮祭への参列を

控えて欲しいと言われたことがありました。

やはり、建築の神様が女性で、工事中に事故が起きると・・・。

その際には、一応他の物件でも参列していて、ご心配なことはなかったこと、

それでも無理なら意向に沿って、敷地の外に立っていますと、

ご説明したうえで、お許しが出て、参列させて頂きましたが、

そんなことも、つい10年ほど前のこと。

正直な気持ちとしては、男性がご自分たちの立ち位置を守るために、

作った迷信のようにしか思えないのですが、

未だに引きずっている社会・業界がたくさんあるのだろうと、感じます。

働き方改革と共に、伝統的な考え方も改革が必要な気がしますけど、

如何な物でしょう?

むしろ、神様は心が広く、

何事も受け入れてくれるような気がするのですけどね。

ところで、様々な場面で伺う神様はほとんど女性。

男性の神様もいらっしゃると思うのですが、どの辺りを司っているのでしょう?

@ふると

コメント
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