ダサクな日々

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森からのてがみ

2022-03-13 21:11:25 | 日記

いくつも夜をこえたところで

ふと思うことは、、

1994.1.8




またもや
その昔にあった ジャスコの
「ダイヤモンドシティ」での思い出話なのだけども

私が小さいころ
小学2年頃だったかな
ダイヤモンドシティの本屋さんで
父に本を買ってもらって
自分でなんとなく 選んだ本

その時の光景を ぼんやりと
映像で覚えている

その本は
ポプラ社の舟崎克彦さん作・絵「森からのてがみ」

これが すっごく面白くてさ
楽しくって
自分 いい本選んだ!と
今でも感心する

何度も何度も 読んだ

もちろん 今でも手元にある
もう何十年も一緒にいるんだよね
大好きな本
定価は390円だ!あの頃は消費税は無かったな

今読んでも 絶品だと思う

かわいいお話や
不思議な哀愁を漂わせるお話や
物悲しいようなお話や
ちょっと怖い感じのお話や
何作か入っている

その本の中に「クレヨンの家」という
お話があって

退屈している時に おまじないを書いて
紙飛行機にして飛ばすと
自分宛てに小包が届いて(自分宛ての小包届くってだけで、もうテンションマックス)
不思議な楽しいかもしれない出来事が起こって、、
というファンタジーなお話

私は この話を
マジで真剣に1ミリの疑いもなしに信じて
実行したのだよね 不思議体験がしたくて!!
だのに、、
私宛の小包は一向に届かず、、
なんでだよっ と思ったよね
なにか作法を間違えたのか と思って
本を何度も読み返し 再度 挑戦したり

悲しい思いをしたものですよ

そんな思い出


うちの↓猫様

考えにに耽っているふう






  「入れない所」
    わたしには ドラゴンも
    ブリキのロボットも
    小さなヒトも
    何もいなかったから
    とても寂しかったと思う

    今おもうと
    嘘つきで泥棒で
    好きになれない奴だった

    遠い海をずっと泳いできたように
    キラキラする波も
    しぶきも
    海とまじりあうウソみたいにきれいな空も
    全部 覚えているはずなのに

    それが何だったの なんて

    今 私の世界は とても狭い
    たくさん生きてきたはずなのに
    毎日 自分としか会話していなかったような

    たしかに
    色んなものが色んなものと
    重なり合ったり混ざりあったりしながら
    動いているのだろうけど 

    人間は嘘をつけるからいけない
    本当じゃない心をもてるからまずい

    もう 全てが終わったような気にもなって
    何も始まっていなくて
    何も起こっていないような
    そんなふうなのに

    こんな たくさん生きてきて

 1992.10.16

















コメント
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