群裏好の打ち倒し日記

昭和の時代から叩き続ける老スロッターの戯言集。ですが5号機になってから打つのはパチンコばかりでして。。。

ノーマル機の思い出(その2:アラジン)

2008-10-25 13:48:03 | 思ひ出
どもこんにちは、群裏好です、
本日も私個人のスロット日記はありませんので、穴埋め記事としてノーマル機の思い出を語ってみようかと思います。
本日お届けするのは2号機時代に集中役で一世を風靡した名機「アラジン」をお届けいたします。初代アラジンは知らなくても「アラジンチャンス」という一撃必殺の役はちょっとスロットにのめり込んだことのある方なら聞いたことがあると思います。
果たしてアラジンチャンスの実力とは?、初代の人気ぶりとは?、何がそんなに有名だったのか?、などなど私のわかる範囲で解説していこうかと思います。
それでは、どぞ~!

スロットにおいて集中役が主役の台といって皆さんは何を思い出しますか?。ある人はガリバーだったり、ある人はコンチⅢだったりするのではないでしょうか。でもそれらの根源にあって集中役をメジャーに押し上げた功績はこの「アラジン」が非常に大きかったと思います。
私が出会ったのは今から19年前、予備校生時代に父親ととあるパチンコ屋の新装開店でした。この日は3時間前から並んだこともあり、見事に新台であるアラジンを打つことが出来ました。さて、新装のスロットといえばそりゃさぞかし派手な出玉を・・・、と打つ前は思っていたのですが、打ってみて肩透かしです。集中役がメインのスロットで新装の短時間勝負。
はい、たいして勝てるはずもありません。私は5Kプラスがやっとでした。ただ隣の見知らぬオヤジは開店から閉店まで集中役に入りっぱなしで3000枚以上を獲得してましたが。。。
(今思うと隣のオヤジの台には開店基板が入ってたような気がします)

え~、まずは台の説明からですね。
この「アラジン」、ニイガタ電子の2-1号機として発売されたA-Cタイプの台でした。約1/410のビッグボーナスと約1/350のレギュラーボーナス、そしてメインとされたアラジンチャンスですが、1/650~1/6000と設定毎に大きな差がありました。
集中役のパンクですが、1/750くらいでしてロング継続すれば一気にドル箱を積めるという仕様。但しビッグボーナスは集中が終了してしまう転落役も兼ねていたので、アラチャンに突入したらパンクとビッグの両フラグをいかに引かないでハマリ続けられるか?がポイントでした(レギュラーでは集中は終了しないのでレギュラーは引得でした)。
そしてハードとなる筐体ですが、白と黒の2種類が存在。もちろんパネルの色違いで性能に差は無いのですが、黒の方が雰囲気はありましたね。パネルの絵も夕日をバックにラクダを連れて旅をする人々。うん、かなり独創的で私は気に入ってました。
ビッグ中の音楽はスーパーアラチャンの原型になった曲なんですが、実はちんけな電子音であまり良い音楽とは言えないと私は思います。
(ピ・ポ・パ・ポ♪の繰り返しです。レギュラー中の方が音楽っぽいですが、それでも大した曲ではなかったと思います)

それでメインとなって皆が夢見た「アラジンチャンス」なんですが・・・、実は思っているほど強烈な破壊力は無かったといったら言いすぎでしょうか?。確かビッグでの終了込みで平均で1200枚足らずだったと記憶しております。集中中も4号機時代のATなどから比べると格段にコイン増えの性能は悪かったです(個人的には1G=3~6枚程度だった印象が残ってます)。さらに集中継続を示唆するチェリーは毎回目押しする必要があったので集中中はそんなに楽では無かったですね。
私の目撃ですと友人が一撃8000枚出したのが最高。私個人としては4000枚程度が精一杯だったと覚えています。当時や現在の5号機時代からすれば優秀なスペックかもしれませんが、4号機の爆裂を知るものとしては今はそれほどの必殺役には思えませんね。
しかもこのアラチャンには当時の大枠ランプの欠陥というべきなのか、かなり巧妙な「ガセアラチャン」を表示する機能があったのです。アラチャンはチェリーの出現+シングルボーナスの連続当選が集中の合図だったのですが、この台ランプもチェリー+シングルでアラチャンを認識していました。ところが稀に自力で単チェリーと集中を短期間のうちに引いてしまうことがあったのです。すると大枠ランプがこれを察知して点滅を始めるというわけ。打ってる人間としても「どうせガセだろ?」と思いつつもついついチェリーを目押ししたりして本物or偽者のドキドキを味わっていたんです。ある意味このガセ機能は熱かったですよねw。

単チェリーについても触れておきます。
今でも単チェリーはいろんな機種で重要な役になっていますが、このアラジンはその重要さがハンパなかったです。アラジンでは単チェリー=ビッグorレギュラーorアラチャンorハズレのいずれか。単チェリーの出現のいずれかのボーナス期待値は50%くらいあったんじゃないでしょうか。かなりの信頼度を誇るスーパーリーチ的な存在ですよね。
しかもこの単チェリーですが、左を押しただけでは連チェリーなのか単チェリーなのがわからないというのもドキドキでした。左・右で挟んで押して否テンパイだったときのワクワク感、真ん中押して2連チェリーになってがっくしorzなんてのも多かったですよね。
(リーチ目としてはあくまで単チェリーが有効で2連・3連チェリーはNGだったのでした)
ゲーム性としては単チェリー出現をひたすら待って、出現したらBAR押して、777押して、両方とも揃わなかったら・・・、シングルが揃うことを祈りつつ慎重にチェリーを目押し。ボーナスが揃わない場合、大半は以後に何も揃わずガセ単チェリーなのですが稀にチェリーが出続けてその内にシングルボーナス絵柄である星や月が揃った時の快感。。。
私はこの度に友人に報告に行ったりタバコに火を付けたりするウザ坊でした。だってそれくらいレアな役なんですよ。
そんでせっかく引いたとしても即パンクしたりクレジットも溜まらないうちに777が揃ったりとがっかりパターンも何度経験したか。。。
今にして思うとアラチャンって2027の赤7みたいなもんですね。当選確率もそんなもんだし、継続も期待する割には即パンとかが多いですし。期待してないときにはロング継続になったりと気まぐれなところも同じような気がします。

こいつの現役時代ですが集中役が大きく影響して長時間勝負が基本になるので、常に満席といった感じではありませんでしたね。名前からすると大人気機種というイメージがあるかもしれませんが、私の知ってるところでは5割稼働してれば良い方という店が多かったと思います。この後にも同じ路線でガリバーSP、3号機になってもコンチⅢやアラジンⅡなどが集中搭載機として市場を賑わせますがこいつらはノーマルの仕様というよりは裏物としての存在が有名でしたよね。ノーマルでも十分面白いやつらだったのに残念です。。。

アラジンの末裔ですが、先に紹介のアラジンⅡ・アラジンマスター・アラジンA・アラジンエボリューションなどがあります。波の荒さで言えばアラジンAが頭抜けて一番でしたね。私の知り合いにはアラジンマスターが一番の名機だ!という変わった人もいますがw。
多分これからもサミーの看板機種としてこのアラジンシリーズは継続して行くんでしょうね。
次回に発売されるアラジンの子供達が楽しめて人気機種になることを期待をこめて祈っております。

ということで本日は名機「アラジン」をお届けしました。
コメント (12)
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