大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

2017年度春長期~わんぱく&アドベンチャー2日目~

2018-03-27 23:34:23 | 2017春のキャンプ

朝のお仕事から始まるぶな森生活。

本日は午後にノコギリで刻む木を運ぶ活動があるため、練習用の適当な木を見繕うお仕事と

 

自然学校の動物の餌やりや散歩などのお世話の2種類。


ご飯の前にお手伝いいただきました。

さて今日は「木」について取り組む日。午前中は樹液集めにチャレンジです。

樹液について、樹液が採れる木について、よくわからないままやるのは勿体無いため、まずはちょっぴりお勉強。
樹液がどんなものなのかみんなで意見を共有したり、今回狙うの木の見分け方などを教えてもらいました。ミキティの描いた絵、上手でしたね。

  

それでは早速、学校裏手のシラカバにて樹液採集方法について確認です。
ドリルで穴を開けると早速透明な樹液が垂れてきました!

 

これにうまいことリードとペットボトルをくっつけて‥

   

ここでは4本うぃセットすることが出来ました。

さて、この後は2チームに分かれて、樹液集めに繰り出します。
学校裏手の山と、近くの農園に移動してそれぞれ木々に仕掛けをセットしてきました。
明日の回収が楽しみです。

   

 

お昼ご飯の後は、ノコギリのプログラムでした。

こちらも全体説明の後に、学校裏で練習タイム。
朝のお仕事で集めてくれた木を切ってみます。

     

思っていたよりも、時間がかかったり疲れるといった意見が出たりしましたが、多いかな?と用意した木のほとんどを切るほどの集中力。
普段あまりやらない活動のため楽しいようです。

お次は近所の方の裏庭に移動。
こちらの方の、畑の横の木々の枝があまりに多く、畑に十分な日光が入らなくて困っているとのこと。
ご本人達はもう木を切ったりがあまりできませんので、私達が遊びの一環として剪定していきます!

行ってみると確かに結構、枝が密です。

 

ひたすら切る!切る!

     

引っ張ってサポート!切った枝を運ぶ!

  

こちらもノコギリ使い放題切り放題ということもあり、みんな「もう大丈夫!」と満足するまでやりきることができました。

なお一部男子はぬかるみの泥遊びに夢中。春の雪解けという、ある種春らしい遊びでした。

お手伝いして、汗もかいて気持ちよく温泉へ‥
今回は黒松内温泉ぶなの森に行きました。
自然学校と名前が似ているため、稀に間違い電話があるのです。

温泉あがりに駄菓子コーナーにて。
限られた予算でどうやりくりするかみんな熱心でした。

 

木々のプログラムは夜もありました。「My箸」づくりです。

昨日、今日と屋外に出ていた際から声掛けして、自分のお箸用の木や枝を探してもらっていました。
木育マイスターであるミキティからやり方について紹介があり、その後はひたすら小刀で削って細工!

    

コーティングとしてクルミ油を塗り、完成!
みんなで記念撮影しました。

 

 

 

  

お箸なんて木の棒2本ですから、極端な話では枝を手折っただけで使えます。
しかしやはり口に入るもの、丁寧に仕上げたいものです。
途中でギブアップするかもしれないとも思っていましたが、2時間いっぱいみんな楽しみながら作業している姿がこれも印象的でした。


また、今日は電動ドリル、ノコギリに小刀と、刃物をたくさん使う日でした。
木を使うということは、刃物を使うことなんだねと気付かされます。

便利や楽しい道具や場所が、危険な面があるということはよくあるもの。
今日も指を切ってしまった子もいました。
怪我をしてしまうことは当然避けるべきことですが、「使い方が良くなかった」と本人からの気づきがあった事は、将来においてプラスになったのではないかなと信じています。

明日は設置した樹液を集める朝のお仕事から始まります。
良い一日になりますように。

 

 

MJたつみ こと 巽創